恋心粋〜開花〜-4
「来いよ、弥花…」
バックを落として、腕を伸ばす仁忍の元へ歩み寄る。
手を取られ腹に跨がった瞬間、秘所への指襲撃。
「あ―――――っ！！」
鋭い刺激に、大きく背がを反る。
溜めに溜まっていた弥花の全身にはたまらず、腰を浮かす。
「あん、あ、あ、あぁ…、いぃっ、いいん…」
ショーツ越しに、仁忍の両指が２つの穴を忙しなく犯す。
快感を体内に籠めたくて、四つん這いになる。
歪む弥花の表情の下で、舌なめずりにほくそ笑む仁忍。興奮で、肉棒が固く強張るのが判る。
左手で小ぶりな片尻を揉みながら、右４本指先で割れ目いっぱいになぞる。
強く優しく速く。
…卑しく奏でるように行ったり来たり。
「ああぁっ！！いいっ、いぃぃ…ひぃんああぁ」
つぼを押さえた指淫に、弥花は呆気なく翻弄された…。
「はぁ…はぁ…」
仁忍の上で俯せになった弥花は、生身の温かさと鼓動の逞しさを実感する。
「髪が伸びたな…」
久しぶりに見る顔の輪郭を、ゆっくりと撫でる仁忍。
「また切るよ」
「ふ…ん」
潤んだ表情に引き寄せられるように、仁忍は口づける。
「んぅ……」
負けじと応酬する弥花。
絡め吸って吸って、組みつくように味わう。
「…キスが巧くなったな」
訝る仁忍に、弥花は小悪魔っぽく笑う。
「だって復習したもん…」
一瞬よぎった嫉妬の刄先を、安心して胸に収める。
しかし、飛び火した仁忍の両手は止まらない。濡れそぼったショーツを乱雑に引っ張る。
「あうっ…！」
捩れたクロッチが亀裂にきつく食い込んでゆく。恥毛がはみ出し、淫芽を圧迫する。
「あぃぃ、駄目…っ！」
堪りかねた弥花は、半身を起こして叫ぶ。
「…脱げよ」
羞恥より渦巻く渇望。
早速、膝立ちになってワンピースを脱ぐ。
ためらいもなく露になった白い小柄さに、仁忍の欲情が跳ね上がる。
「弥花…っ」
体勢を逆転させて、弥花の尻からショーツを脱がす。
「ぅはああぁ」
食い込んだ秘裂から引き剥がされる鋭い感覚に、腰がわななく。
「お前…自分でいじってんだろ？」
亀頭を濡れた秘口にあてがいながら、ぷっくりとした尖芽を人差し指で爪弾く仁忍。
「いんっ！」
快感が突き抜け、挿入の期待に花蕾が噪ぐ。
「いつからいじってんだ？」
「っ…知るか…っ！」
図星と恥ずかしさで赤面する弥花。股を閉じたくても、仁忍の腰を抱くように開脚されているのだ。
「お前、感じやすいんだよ…。いつからなんだ？えっ？」
先頭から我慢汁が滲み出ても急がない。胸を捏ね回しながら、男のエゴでしつこく聞く仁忍。
「煩い！早く突っ込め！」
焦れったさに、仁忍の左肩を蹴飛ばす。
「…女の言う台詞じゃねぇだろ…」
痛みを物ともせず、噴き出す仁忍。
泣き出しそうな顔模様で、弥花は悶え叫ぶ。
「１２！１２の時…！っ、早く！…早くっ！」
腰がバウンドする。
「…す・け・べ」
そんな乱れ様にますます破顔した仁忍は、喜んで中へ打ち込んだ。