ココロ、何となく想い-3
「は…なして……」
俺は、おかしいのかもしれない。
「やだよ。」
嫌がる瀬里奈を見て、
涙を溜める瀬里奈を見て、
微笑んでしまった。
「いっ、やだあっ!」
口付けようと迫ると、彼女はその細い腕でそれを制そうとした。
その腕を掴み、上に組み伏せる。
側にあった、見舞いが包んであった紐を取り、瀬里奈の両手をきつく縛る。
ついでに、ベッドにも縛りつける。
「やめっ…痛い!」
「暴れっと、もっと痛いよ。」
腕の自由を取り戻そうと、必死にもがく瀬里奈を見つめる。
ベッドに上体だけ乗っているせいか、足が床についてない。
「可愛いな…」
予め、ナースコールを棚の上に上げて鍵を閉めに立ち上がる。
「動くなよ。」
足を床につけてしまえば、柵づたいに歩けてしまうから。
「お願い…やめてよ遡君…」
まあ、今彼女の頭の中は腕の鎖を外す事で一杯だからな…。
「瀬里…悪りぃな」
俺は、彼女の胸を服の上から撫でた。
「やっ!遡也ぁ!!」
「静かにしろよ。」
口付けを交しながら、俺は行為を進める。
撫でて、揉んで、ボタンを外す。
「いっ、嫌っ!!遡!!」
みるみる、黒いレースのブラが顔を覘かせる。
「意外と、あるね。」
細いくせに、胸はEはあるだろう。
「でかいの、好きじゃないんだよね……」
上の部分を、ワザとゆっくり捲っていく。
「遡也っ!!やめっ…」
白い肌によく馴染む、ピンク。