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アッチでコッチでどっちのめぐみクン
【ファンタジー 官能小説】

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アッチでコッチでどっちのめぐみクン-40

第12話 『決戦! シープvs葵』


「あ、あなた、何で動けるの!?」
 シープが、立ち上がって自分の顔を睨みつけている葵を見て驚きの声をあげる。

「知らないわよ! とにかく、黙って、寝てられるもんですか!」
 葵がよろけかかる身体で、必死にバランスをとりながらシープに向かって怒鳴る。
「……あの薬、異世界の人間にはいまいち効きが悪いのかしらねぇ……メグミちゃんにはちゃんと効いてるみたいだけど」
 シープがそう言いながら倒れたままのめぐみの方を振り返る。
 直後、視界の端にこちらに向かってくるものの気配を感じて、慌ててかわす。
「……くっ!?」
 シープにパンチをかわされて、勢いがついたままの葵がよろよろと床に膝をつく。

「危ないわねぇ……いいわ、予定変更。まず、あなたからイかせてあげる。メグミちゃんはしばらくそこで待っててね〜」
 シープは再び立ち上がろうとする葵を真正面から抑え込むと、両方の胸を鷲掴みにする。
「ひゃ!? こ、このっ!」
 葵は胸を揉み出すシープの手を掴んで剥ぎ取ろうとするが、薬が微妙に効いててなかなか思うようにいかない。
「まだ完全に元に戻ったわけでもないんでしょう? さっさとあきらめて気持ちよくなりましょうよ……」
 シープは葵の耳元でそう囁きながら、葵の股間へと片手を忍ばせる。
「や、やめろぉっ!」
 葵がシープの腕の中から力任せに逃げようとする。
「うふふっ、無駄な抵抗はやめようね〜」
 シープはそう言うと同時に葵のドレスを脱がせ始めた。
 窮地に陥った葵が、猛反撃にでたのはその直後だった。


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