投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

fantasy ability
【その他 その他小説】

fantasy abilityの最初へ fantasy ability 39 fantasy ability 41 fantasy abilityの最後へ

fantasy ability・6‐“覚醒”!そして、無意識の中の会話‐-1

‐幻光館学校襲撃事件から五日後、神城家皇希兼織音自室‐


『皇希。‥‥“覚醒”するわ。気を付けてね?まだ、貴方は“力”をよく理解してないわ。しかも、まだ“力”に振り回されているわ。また、“これ”を消させてもらうわ。
‥‥これを機会に、貴方とはもう会えないわ。でも、貴方は“真実”を知ったら、私に会いに来ると思うわ。‥‥じゃあね。―――。』





‥‥何故か、目が覚めた。‥‥このモヤモヤ感はなんだ?‥‥‥気になる‥‥。

「お早う、皇。」
「お早う、織音。」
「‥‥‥どうしたの?っ!!!」
「‥‥?どうした??」

織音はいつも通りに喋ってきた。欠伸の後、表情が急激に変わり、驚きの表情になった。

「‥‥皇。貴方の心が読めないわ?」

どうやら、俺の心が読めないらしい‥‥

「‥‥‥そうか。」
「驚かないの?」
「ああ。そろそろ、“最終決断”だしな。」
「そうね。‥‥でも、もう“決めて”いるのでしょう?」
「ああ。」

‥‥あれから、五日経った今日まで、毎日襲撃されている。しかし、なんとか凌(しの)いでいる。
昨日も、ここ‥‥神城家から少し離れた公園で襲われた。しかし、優と咲、それに織音によって助かった。

「‥‥昨日の事、思い出してるの?」
「ああ、何故わかった?」
「付き合いが長いからね♪」

朝からテンションがえらく高い。まぁ、いいか。と、そこに優がやってきた。扉の前で喋る。

〈ガチャ〉

「お早うございます、皇希さん、織音様。」
「ああ、お早う、優。」
「お早う〜♪優♪」

‥‥隣でやけにテンションが高い奴はほっといて、立ち上がり、欠伸をし、食堂へ歩き始める。

「‥‥さてと、行くか?優。」
「え、は、はい。」
「‥‥ちょっと無視しないでよ!もう!‥‥って、待ってよ!」

織音が、慌て追ってくる。一瞬、立ち止まり、そして、また歩き始めた。
因みに、優がノックせずに入ってきたのは、大抵、俺らは起きているのでしないようになった。


fantasy abilityの最初へ fantasy ability 39 fantasy ability 41 fantasy abilityの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前