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clumsy
【学園物 官能小説】

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clumsyXclumsy-3

「起きたら槙と手繋いで寝ててビックリしたけどな」
「ご…ごめん!!」
「い-や、嬉しかった。」
泰牙は本当に嬉しそうに笑った。
そんな泰牙を見て、槙は決心したように言葉を紡ぐ。
「実は…あたし、ね、付き合うとか初めてでね、どうやって接していいかわかんない…の」
「…へ?」
「だからね、緊張しちゃうの!!顔見れないのもそのせいでさ…」
「…ふ-ん」
泰牙は喉をならせて笑う。
「…何笑ってんのよ…」
「槙の初めては俺かぁ〜…」
「…!!ばっバカ!!」
「でもよかった〜…嫌われたかと思ってた。あからさまに避けられててさ。」
「嫌うわけ…ないじゃん…。」
「…!!」
「あたしだって…泰牙の事…好きだもん…。恥ずかしいし不器用だからさ、あんまりウマく言えないけど…」
「…なんか…俺ら、似た者同士だな。」
「ね。いらない苦労しちゃったね。」
「不器用だな、俺ら」
「ね…へっくしゅん!!」
「おわ!!」
「ごめ…ちょっと冷えたみたい…」
「…温めあっちゃう…?」
「…ん?それは…」
「え、何って、セック…」
「わ〜!!言わなくていいから!!」
「…槙…」
「ちょっと…ここで?」
「我慢出来ません。」
「でも…見えちゃう…」
「…それは困るな。」
「でしょ」
「…あ。タンクの裏なら見えなくね?」
「…ヲイ、ってきゃ!!んッ」
給水タンクの裏の壁に誘導される。
「わッ…」
泰牙はぎゅっと槙を抱きしめた。
「泰…牙?」
「ん?」
「ドキドキ…してる?」
「それ、聞くの?」
顔は見えないけれど、泰牙が苦笑してるのがわかった。
「好きな女を抱いてんのに、ドキドキしない男がどこにいんだよ。」
「好きな女…」
「照れんなって」
「や、だって…嬉しい…じゃん?」
「…そんな事言われたらさ、俺困っちゃうんだけど」
「え?」
「わかんないか…ま、体で知ってもらえば」
「それはど-ゆ-意味…って!!どこ触ってんの!!」
泰牙の手が太ももを伝う。
「ちょっ…泰牙ッ」
「…もう黙って。」
耳にキスが落ちた。
「ッ…」
そんな熱を持った声で囁かれたら、嫌でも黙ります(緊張して)、と槙は思った。
「きゃッ…んぐ」
スルッと背中に泰牙の手が滑り込むと、槙は小さく声を上げた。と思うと、顔を赤くしながら両手で口を押さえる。
「…槙-?何で口押さえてんの?」
それがおもしろくないのか、泰牙はむっとした顔で槙に尋ねた。
「や、だって…恥ずかしい…」
「…はぁ?」
「変な声出ちゃうし…」
「変じゃないって。」
「変だって…いつもと違う声だもん…」
「変じゃないよ。寧ろ普段と違うからそそる…」
泰牙は槙のブラのホックを外した。


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