今は。そしてこれからもずっと・・・-17
「いい顔だ。お前が俺を憎み殺そうとすればするほど、俺は嬉しいぞ。ふははは…」
「殺してやる!殺してやる!殺してやる!」
恨み言を吐き出しつづける男に笑いかけて俺は言う。
「ふはははは…なら、愛の力とやらで俺を殺してみろよ。蒲乃菜を助けてやれよ。ふん。滑稽だな。
犯される恋人を見て股間を膨らますお前を見ればよくわかる…恋だの愛だの言ってはいるが、
結局目的は生殖なんだよ。本能なんだよ。気持ち悪い恋だの愛だのなどは、まやかしに過ぎん。」
「黙れぇ!屈折した物の見方しかしない奴に愛情は理解など出来ないんだぁ!」
「愛情の延長上にセックスがあるんじゃない。セックスの延長上に愛情という幻想があるだけだ。」
「違うか…?」
「…もう…やめろ……」
男は、そう呟いて目を瞑って俯いてしまった。
そんな男は放っておき、俺はフェラチオを続ける蒲乃菜の美しい髪を撫でた。
「ん…ふ…む…あ…」
ぺちょ…くちょ…
さらさらとした綺麗な髪。
シャンプーのいい甘い香り。
時おり、蒲乃菜から洩れる甘い吐息。
「よし。咥えるんだ。どうすればいいかは自分で考えろよ。」
「…はい…」
蒲乃菜は大きく口を開けると俺のモノを包み込んでいく。
生暖かく、柔らかい口内の感触が俺に伝わる。
すべてを咥え終わると蒲乃菜は舌を亀頭部分にちろちろと転がす。
と同時に、口を窄めて俺のモノを吸いあげてくる。
根元に添えた細い指は、俺の袋を優しく揉んで、撫で擦る
すべてが最高の快楽だった。
それら快楽のオーケストラが俺の射精感を徐々に高めていく。
「ふ…ん…あむ…はむ…」
蒲乃菜は顔を歪めながらも必死に俺への奉仕をする。
「ぐ…いくぞ…飲め。」
重い呻き声をあげて俺は欲望の塊を蒲乃菜の口に放出する。
「…っ!?ぅ…むご…うえ…」
蒲乃菜はどくどくと注ぎ込まれる精液にむせて苦しげな顔をする。
だが吐き出す事はなく、それらをこくんと飲み込んでいく。
「まだだ。尿道に残っているのも全部吸い出せ。」
「う…え…は…う…」
苦しみながらも俺の精液を全て吸い出して飲み干す。
全てを飲み終えた蒲乃菜は苦しげに呻くながら荒い呼吸をする。