〜甘い果実〜-16
「やっ…み、見ないで………」
「ここも…可愛いよ」
「けっ、けどぉ…恥ずかしいよぅ……」
ぴっちりと閉じあわされた秘唇はみずみずしい薄桃色で、わずかばかりの隙間から愛液を一筋、滴らせていた。
清純な花園といった風情に、眺めているうち無性に愛しさがこみ上げてくる。舌を伸ばして花弁を突付くように擦ってやると、内に満たされていた愛液がとろりと垂れ落ちてきた。
「あぁぁ…そ、そんなとこ舐めちゃやだよぅ…あぅぅ!き、汚い…のぉ〜」
「リグのどこにも汚い所なんかないさ」
その言葉を証明するように、滴りつづける液を舌ですくいとりながら肉口に差し入れる。
「あ、あ、あぁ……は、いっ…てるぅっ」
初めての感触に身を震わせるリグ。
「け、ケインちゃん、ケインちゃぁぁんっ」
「もっと感じてみせてくれ、リグ…」
Mの字のように足を開かせ押さえつけ、甘美なつぼみの香りを嗅ぎつつ舌先で掻き混ぜつづける。
「あっあ、はぁぁう〜」
小さく尖った頂きに指の腹を軽く添えてやる。愛らしいクリトリスは紅く充血していて、控えめにではあるがぷっくりと自己主張していた。
それを震動するように撫でやるとリグは激しく背を仰け反らせた。
「ああっ!ひっ、やはぁぁぁぁんっ」
一際高い泣き声。
と、突如身体を大きく痙攣させると、リグはくてっと全身から力を抜いた。