ご主人様のため・・・-1
私の名前は亜希。東堂亜希。17歳。とある県のとある山奥、微妙な田舎町で私は育った。こんな小さな町のことなんかなんでも知っている。でも・・・・私にもたった一箇所わからない所がある。町1番のお金持ち(といってもくらべものにならないが)早坂さん家だ。超大豪邸、でもめったに旦那さんや奥さんは帰って来ない。仕事らしい。いるのはめったに顔をみることのないぼっちゃんとヒツジらしいおじさん、若いメイド。
「ったく金持ちって・・・」
そんなことを思ってた私にまさかあんなことがおこるなんて・・・・・・・
数日後−−−−−
「え〜?!ちょっとなんで私なの?」
「しかたないじゃない!お姉ちゃん熱でちゃったんだから!」
あの早坂さん家でメイドさんをきめる面接があるそうだ。それに申し込んでいた姉が風邪をひき、今更ドタキャンするのも悪いと私に白羽の矢がたったのだった。
「嫌だよ!あそこ金持ちでなんかかんじ悪いもん」
「そんなこと言わないの!お願い亜希!ね?」
「わかったよ。」
嫌だなぁと思いつつ母に見送られて早坂家に向かう。重苦しい門をくぐり玄関のチャイムを鳴らす。
ピンポ〜ン
「どちら様でしょうか?」
「面接を受けに来ました。東堂と申します。」
「お待ちしておりました、しょうしょうお待ちください。」
しばらくして玄関のドアが開く。
「こちらへどうぞ」
綺麗なメイドさんだった。目がパッチリして胸も大きく女から見てもみとれてしまうような・・・・
そんなメイドについていくと1番奥の部屋へ通された。
「こちらでぼっちゃまがお待ちです。どうぞ。」
メイドがさり、一人にされて目の前のドアを少し睨む。
「入って断ってすぐ帰ろう!よし!」
カチャ
今日は雨。そのせいか部屋は薄暗く、不気味だ。大きなベット。洋風な机。タンス。必要最低限の物しかないような部屋。部屋が広いのがきわだつ。ふと窓の方を見ると人影が
「!!!!!!」
うわ〜こんな美少年だったとわ・・・
亜希は想像をはるかに越えたかっこよさに言葉を失った。
「こっちきて座って」
「え?」
驚くのも無理はない。彼が座れと言ったのはベットに座っている彼の横。
「早く!」
「・・・・・はい」
しぶしぶ横に座ってみる。
「俺、早坂翔太。君は?」
「東堂亜希です・・・」
「亜希?よろしくね。いくつ?」
「17です」
「同じ歳じゃん!亜希採用決定だな!可愛いし、胸あるし」
「何言ってむッッ??!」
突然口をふさがれた。
「んッふぅ〜んん〜」
キ・・・ス・・??!うそ・・・・
舌まで入れられ、こんなの初めての亜希は息継ぎのタイミングもわからなかった。
「んッはぁ〜。ハァハァ」
「息継ぎのタイミングもわかんないの?初々しいね」
バッチ〜ン!!
「????え?いきなりなんだよ!」
「なんだよじゃないわよ!人のファッファーストキス・・・最低!」
そのままドアまで走りドアノブをひねるが開かない!
「なんで?開いてよ〜!」
半泣きになり必死に開けようとしていると後ろからおもいきり腕を引っ張られた。
「キャッッ!!」
そのまま倒されベットの上に仰向けになる。
「何するの?離してよ〜」
「女にひっぱたかれたのなんか初めてだ。まじで惚れたぜ亜希!!」
また濃厚なキス・・・
「んッッふぇ・・いやぁ」
そのまま首すじへはうように進む舌・・・
「あぁ・・だめってばぁ」