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Tシャツ
【学園物 恋愛小説】

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Tシャツ-2

「夏って・・・俺等、卒業しててバラバラじゃん」

「うん。だから・・・見に行くから……ねっ?」

「わざわざ他校からか?・・・・ハァ〜・・好きにしろよ」

「うん!」


あなたと私を繋ぐプレゼント。

あなたに会う口実になる物・・・・

だって、ただ思い出に残るだけのものは・・・渡したくなかったから。


「一応、礼は言っとくよ。浅月・・・ありがとな」


私は、神埼のその一言だけで、嬉しくなれる。幸せになれる。


でも・・・あと少し、わがままを言えるなら・・・・

2つだけ、願いが叶うなら・・・・・



どうか来年の夏。

神埼がこれを着る頃に、あなたの隣にいるのが・・・私でありますように。



そしてもう1つ・・・

今、神埼の顔が赤いのが・・・見間違いじゃないと良い。


Fin.


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