ある女の告白-5
次の日から、私の本格的な苦悩の日々が始まりました。
朝、目が覚めると、てふが部屋にやって来てこう言いました。
「おまえがこの家でやるべき事はたった一つだ。おまえは全身全霊を込めてお館様にお仕えするんだよ。お館様の望みを叶え、お館様を歓ばせる事…それがおまえの仕事なんだ。わかったかい？」
「あの…私はいつ家に帰してもらえるのですか？」
私の質問に、てふは目を剥き、次に大きな声で笑い出しました。
「馬鹿も休み休み言っとくれ！」
「おまえの家はここだけさ！お館様のお屋敷だけがおまえの居場所なんだ」
「そ、そんな…」
泣き出しそうになる私に
「泣いてる暇なんか無いよっ！今日からあんたにしなきゃいけない事が山ほどあるんだ。」
「二階堂の奴が私にどっさり仕事を持ってきやがった！全く、こんな年寄りをコキ遣いやがって！」
口汚く罵ると
「ほらっ！さっさと起きとくれっ！」
と、私のお尻をピシャリと打ちました。
私がヨロヨロと立ち上がると
「寝間着を脱いだら風呂場に来な！」
そう言って、自分は先に風呂場に向かって行きました。
私は着ていたネグリジェを戸惑いながら脱ぎました。
昨日から、私には下着が与えられていなかったので、ネグリジェの下はむき出しのままの裸体です。私は胸と下半身の茂みを隠すように手をあて、風呂場に向かいました。
「ほら、さっさとそこに座りな」
てふが指さす方に目をやると、一脚の椅子が目に入りました。
椅子は、それまで私の知っているような椅子では無く、腰掛ける部分の他に受け皿のようなものが前に突き出すように付いていました。
私が躊躇していると、またてふの手のひらがピシャリとお尻を叩きました。
私が渋々椅子に座ると
「そこに足を乗せるんだよ」
受け皿のような部分を指し、てふが私の片足の太股をそこに乗せました。
もう片方の太股も同じように乗せると、私の足は大きく開脚し、秘所がてふの目に晒されました。
「い、嫌です…」
私が俯くと
「いつまでそんな事言ってられると思ってるんだい」
カラカラと笑いながら、私の茂みを触ります。
「ここをすっかり綺麗にするようにって、お館様のお言いつけだからねぇ」
そう言いながら、泡立てた石鹸を私の茂みと秘所の周りに塗り付けてゆきました。
「綺麗に？」
「ツルツルに剃っちまうって事さっ！」
てふの手に握られた剃刀を見て、私は体が震えました。
「やめて、やめて下さい」
「ここじゃお館様のお言いつけが絶対なのさ。ほら、動くと怪我するよ。じっとしてな」
恐怖で身じろぐ事さえ出来ない私の耳に、ジョリジョリと茂みが剃り落とされてゆく音だけが聞こえていました。
「あんたの毛は薄くて剃り易いよ」
てふが嬉しそうに言いました。
私は、体に剃刀をあてられる感触に身を震わせながら耐えていました。
「さて、こんなもんだろ！」
てふが言い
「ほれ、見てみな、どうだい綺麗になったじゃないか！」
と笑いました。
てふが鏡に向かうように椅子を回すと、そこには少女のようになった私の秘所がパックリと口を開けているのが見えました。
（嗚呼…いったい私はこれからどうなってしまうのだろう…）
私の中に絶望に近い感情が溢れてきました。
「さてと…次は乳だったね…」
てふが独り言のように言い、一本のロープを手にしました。
「腕を上にあげてじっとしてるんだよ」
私に向かってそう言いながら、ロープを持ち近づくてふの顔には、笑みが浮かんでいるようでした。
私が言われる通り両腕を上にあげると、てふは、私の乳房を挟み込むようにグルグルとロープを体に巻き付けてゆき、私の乳房は前に突き出すように飛び出してしまいました。
「デカくしろって話だから…」
てふは、私の乳房を根本からグイグイと縛りつけます。
私の乳房が圧迫され、前に突き出したまま大きく膨らんでいました。
「痛い…痛いです」
私の訴えを無視するように、今度は細い糸を取り出すと、乳首を摘みます。
「ヒィィ…」
突き出した乳房から、いつもは陥没している乳首が飛び出していました。
てふは、乳首の根本をキリキリと強く糸で巻き付けます。
小さな私の乳首も、さすがにプックリと腫れたようになっていました。
「こいつを大きくするのは、二階堂の役目らしいからね。私は優しいが、二階堂の奴は厳しいよ」
ヒッヒッヒッと笑いながら、てふがそう言いました。
それから毎朝てふによる剃毛が施され、この屋敷に居る間、私の乳房と乳首は常に根本から締め上げられる事になりました。
私は、乳房を締め上げられる痛みと、乳首を締め上げられてヒリヒリとする痒みにも似た痛みに、身を悶えながら耐えていました。