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ある女の告白
【調教 官能小説】

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ある女の告白-11

中庭に特設のステージが作られていました。
今夜、私がお客様の前で余興を披露する為のものでした。
日が沈み、夜の帳が中庭を包む頃、方々に置かれた松明に火が灯り、ステージに上がる私を大勢の観客が待っていました。
ステージに上がろうとする私に、
「ああ、綺麗だね。今夜は楽しみにしている。私をガッカリさせないでおくれ」
お館様からお言葉と共に額に口づけを頂き、私は胸が熱くなるのを感じました。
『お館様の為に頑張ろう…』
私の心に固い決心が生まれておりました。
音楽が鳴り響く中、私がステージに上がると歓声が沸き上がりました。
ステージの真ん前では、お客様方と一緒にお館様の姿もありました。
後ろの方には立ち見の使用人たちの姿も見え、屋敷中の人間が集まっているようでした。
今夜のステージは、それぞれのお客様から伺ったお客様の嗜好に合わせた内容になっている、と聞かされておりました。
ステージの上には、私以外にも、ピッタリと体に張り付くような小さな下着だけを着けた黒人男性が二人居て、下着の上からクッキリと人間離れした大きなモノを浮かび上がらせているのでした。
二人の男性が私に近づき腕を捕りました。そして、私を抱え持ち上げるように、ステージの中央に置かれた椅子に座らせました。
二人が左右に分かれ、私の足下にしゃがみ込むとドラムロールが鳴り響き、照明が落とされます。
シンバルの音と共に片足づつ掴んだ二人がそれぞれに大きく私の足を広げました。
秘所にスポットが当てられました。
ルビーがスポットに照らされテラテラと光輝く様に、見ていた人々から感嘆の声がこぼれておりました。
私がはっきり覚えているのは、ここまでです。
その後に私の身に起こった出来事は、夢だったのか現実だったのか、今考えても思い起こす事が出来ないのです。
何度も鞭で打たれたような記憶も微かにあります。
しかしそれは、私の意識が戻った時に、体中についた痣とミミズ腫れの痕によって、そうゆう事があったのかもしれないと言うだけに過ぎません。
私の秘所とつぼみは傷だらけになっており、裂傷さえ出来ておりました。
てふが私に薬を塗りながら
『二階堂なんか目じゃないね。あたしゃ途中であんたが気の毒になっちまったよ』
と、鼻水をすすりながら言っていたのを覚えております。
今、私の乳首とルビーに、見覚えのないピアスがつけられているのも、多分あの日につけられたものでしょう。
私の微かな記憶の中に朧気ながら残っているのは、お館様が私を見つめる優しい眼差しと、あの日私が、愛しいお館様を求めてこぼした涙の暖かさだけなのです。



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