青い天上-2
数時間後…
ウチのイライラはおさまるどころか増していた。
そこへ
「ビリリリリ…」
「ピッ…もしもし?」
「ゆぅ??」
その電話は母からだった。「何?」半ギレ状態だった。ほぼ八つ当たりに近い。
「おばさんから電話かかってきた?」
「ぅん。なんなのアレ?」
「ごめん…裕がそんな事いわないの知ってるケド…おばさんにクソババアとかっていった???」「はぁ?」
意味がわからなぃ。
「いってなぃ。」
「おばさんから電話でお前の娘にクソババアといわれたって…電話があって…」
「んなこと言う訳ないじゃん」。今度は母に腹が立った。
「それでカンカンに怒っちゃって…娘をここにつれてこいって…じゃなぃと学校にいくって…」
なぜだ??
ウチは初めて意味の解らない言葉を聞いたような気分になった。
「なんで??…ウチはあぃつが好き勝手なことばっかり言うから、あなたは母の話を聞いてないッッ!っていっただけだょ???確かに、電話を切ったのは悪かったかもしんないけど、何も嘘ついてない!!!本当のこといった!!」
「解ってる。ママも裕がそんなこと言わないって知ってる。でもおばさんが学校に来たらこまるでしょ…連れてこないと学校いくって言うから…ママの話聞いてくれないの。連れてこないと学校行くって…ごめん。きてくれない??」
おばさんは頭がおかしい…そう思った瞬間…涙が止まらなくなった。ゥチは母に、「ウチは何もいってない!」
「間違った事はいってない」「嘘じゃなぃ!」
「本当だょ!」
「信じてよ」
「あいつ頭がおかしぃよ」
「そんな事いってなぃ!」
「行きたくない!!」
「なんでゥチがあやまんの??」「なんで?」
「どうして?」
コレ以上は言葉にならなかった。悔しくて…腹が立って…ただ、ただ、涙がでた。
結局その週末に連れていかれることになった。
週末は部活…努めて明るく振る舞った……。
そして迎えの車がきた。
おばさんの家到着。
「逃げてしおうか…走って逃げてしまおうか…」そう思った。でも…出来なかった。その後に起こる事が恐くて出来なかった。
弱い自分を呪った…。
中に入ると、母がいた。相手は自分の母をだしてきていた。まさに多勢に無勢…。
このおばさんは自分の病気の事を考えすぎて、精神がおかしくなっているらしぃ。話を聞いてるとこれは本当らしかった。
でも、ウチはこいつは人間じゃないとおもった。
他の人をここまで潰す権利がコイツにあるのか??
今にも掴みかかりたいのを必死におさぇていた。
次に矛先はウチに………
何か喋っている…としか感じなかった。何をいっているのか解らない…理解できない。
ゥチは帰っていい事になった…しかし、ゥチは憎しみと悔しさでおばさんから目がはなせなかった。本当に悔しくて涙がでてきた。
「何??」おばさんがいった。
世の中には自分が我慢しなくては、耐えなくては、いけない所がある。
でも…理屈じゃない。
でも……言わなくては終わらない。
爪が手に刺さる位強く拳を握って、泣くのをやめ、相手を睨みながら…悪くもないのに謝った、謝らせられた。「すいませんでした…」その後すぐに出た。
その途端、抑えてたものが溢れた。自分の人生を呪った。