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壁時計
【熟女/人妻 官能小説】

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壁時計-20

「すごい。あふれてる」

 夫は唇を離すと茉琳に囁く。

「ボンボンは?」

「もうビンビン。早くマリンの中に入りたい」

「んふ。いいわよぉ」

 茉琳は、夫の乳首をペロッと舐めた。夫は手早く自分と妻から腰を覆う布切れを取り去り、体勢を整える。砲身の先で2、3度花弁を撫でると、それは引き込まれるように愛液で溢れかえる蜜壺の中へと没していく。

「ああ、ああ」

 久しぶりに迎える夫の肉棒に、茉琳は歓呼のため息をついた。肉襞を分け入った剛直は、奥の奥まで到達したあと、ゆっくりと引き返していく。熱い淫液の中で裏返った媚肉は、太い雁首で再び翻され、甘い快感を茉琳の全身に響かせた。

「うう、う」

 茉琳は夫の肩に回した手に力を込め、熱い躯をグイグイ押しつけた。深々と妻の肉欲を掘り返す夫の腰の動きに、躯を突っ張らせて応えている。

「ああ、熱い。マリン、マリンはどう?」

 夫の問いに、茉琳は

「は、うーん」

と、返事ともよがり声ともとれる声を出し、夫の頸動脈あたりに噛みついた。夫は小刻みに腰を揺すって妻の淫壺をかき立てる。夫の体を抱く茉琳の腕に一段と力が入り、不意に襲った歓喜の嵐に息が詰まる。
 躯の硬直が解けていくにつれ、茉琳は恍惚とした表情を浮かべた。夫は柔らかくなった妻を優しくすくい取るように抱き上げる。結合したまま、夫はベッドに座り、茉琳はその腰に乗る形になった。夫の肩に乗せていた頭を上げ、茉琳は夫の体を頼りに上体を起こす。
 視線を合わせた夫婦は声を出して笑いあった。夫は目の前で揺れている茉琳の乳房を頬張る。すでに軽く達した茉琳は、母のような眼差しで夫の後頭部を撫でた。そして腰を前後にゆっくりと動かす。濡れた肉鞘の中で、夫の欲棒がピクッ、ピクッと震えているのが分かった。

「ああ、マリン、なんてすごいんだ」

 口を離した夫が、芝居がかったように言う。

「ボンボン、ありがと」

「みんな、なんて言ってた、マリンのこと?」

「みんな、って?」

「マリンとセックスした人」

「ん?どうだったかな……」

「思い出して」

 ボンボンは茉琳の腰を掴むと、揺さぶりながらまだ射精していない肉剣を女陰に突き上げる。

「あ、待って。思い出した」

 悶えながら茉琳がそう言うと、夫は動きを止めた。

「若者クンがね、私のおっぱいの先っちょが、綺麗なピンク色してるって、言ってた。それからね、おっぱいが柔らかいって」

 それを聞くと、夫は茉琳の両の乳房を寄せ上げ、その先端をペロペロ舐めた。そして

「それに、甘いよ」

と言って、肩に添えられた妻の手を振り切り、上体を後ろに倒して寝そべった。支えを失った茉琳はふらついて、自分もやや背を後ろに反らせて上体を支えるように両手でボンボンの膝を掴んだ。すると、自分の腕を枕にした夫が

「ここから見ると、おっぱいがピンと立ってて、すごいいい眺めだ。動いてみて」

と言う。茉琳は腰を動かし始めた。クチュ、クチュと結合部からいやらしい音が聞こえてくる。茉琳は騎乗を続けながら直立させていた上体を前の方に倒し、肉棒がもっと深く入る体勢を取った。夫の顔の両側に手をつき、女体をくねらせながら抽送する。

「ああ、マリン。それ、いい」

夫は目を閉じ、頭をのけぞらせた。妻の腰の律動に本気で感じているようだ。茉琳は、暑い盛りの犬のように、ハアッ、ハアッと激しい息遣いをしながら抽送した。夫の手が、無意識のうちに腕や胸や腰の甘肉を掴み締める。
 やがて、茉琳の躯は夫と密着し、蜜壺の中で男根をしごくように腰を動かし始めた。夫は茉琳の首をかき抱き、下から腰を突き上げる。

「うっ、うう」

 軽い絶頂が全身を走ったのを感じた茉琳は、頬を夫の首元に擦りつけるようにした。夫は茉琳の尻から背筋を通ってうなじまで、何度も愛おしげに撫で上げた。それから妻の躯を自分の体の横に憩わせる。そのとき肉棒が愛壺から脱したが、情炎に灼かれた二人の肌は吸い付くように離れなかった。茉琳は夫の状態を手で調べた。しとどに濡れながらも、それは赤く燃えており、少しも力を失っていない。茉琳はしっかりとそれを握ったまま、夫の下肢に自分の下肢を絡めた。夫が自分の額に軽くキスを続けているのが分かる。こうしていると、二人の躯から伸びる魂の触手が溶け合っているようだ。

「とっても、上手くなったなぁ」

 そう言って夫は茉琳をグイと抱きしめた。それから、火照った柔肌の隅々を舌と唇で賞翫していく。軽い疲労を覚えながらも触覚が敏感になった茉琳は、いやが上にも内なる肉の炎をかき立てられた。 


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