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嘘と約束
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嘘と約束-4

ぎゅ・・・と突然、抱きしめられた。
「・・・俺だって、悩んだんだからな・・・。」
耳元で溜め息混じりの智哉さんの声。
「お前は酔っ払っていたし、次の日カマを掛けて聞いたら覚えてるって言うし。」
「・・・・・・。」
とくん、とくんと胸の鼓動が伝わる。
「・・・何とも思ってないやつと付き合えるほど俺は器用じゃないよ。かっこ悪いけど、俺にとっては『たった』じゃなくて、3日だけでもいいから一緒にいたかったんだ。」
これは、どちらの鼓動なんだろう。

「ずっと、葵のことが好きだった。」


〜FIN〜


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