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fantasy ability
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fantasy ability・5‐“覚醒”へのcount down‐-5

「お父様!お父様!お父様!お父様!」

‥‥‥人もそうだけど、神様も、結構変わるのね。‥‥はぁ‥‥

「‥‥おいおい。二人して止めてくれ。彼に失礼だろ?」
「「‥‥気にしない、気にしない♪♪」」

‥‥開き直りですか?それとも、俺は居ない者だと?‥‥‥

「‥‥‥ふぅ、面白かった♪さて、三十分間の約束だけど、あれは無しでいいや。」
「「「えっ!?」」」
「だって、同等の対価は貰ったし。あはは、ふふ。」

‥‥‥こんなのが、神様でいいのか?‥‥

「うるさいわね、皇。‥‥さて、本題に入れば?」
「‥‥はい。‥‥‥凰輝?織音様が言っていた事は本当なの?」
「‥‥‥“復活”の事か?」
「ええ。いくら織音様でも、その、‥‥信じられなくて。」
「‥‥本当だ。彼の“力”でなら復活出来るだろう。もっとも、彼は使えるようになるかは知らないが。」
「‥‥やらせるわ、そのぐらい。」

‥‥‥やっぱ、俺は無視か。‥‥‥

「彼は‥っ!!‥‥‥何で駄目なんですか?織音様?」
振り向くと、さっきまで笑っていた筈の織音が睨(にら)んでいた。‥‥‥この威圧感は何?‥‥

「皇希の“正体”は、まだ秘密よ。‥‥もちろん、私からも言えないし、それに言えたとしても‥‥‥一名だけよ。」

‥‥‥いるのか?俺の“全て”を知っている者が?‥‥‥

「‥‥居るわよ、皇希の‥‥‥何でもないわ。」
「「「‥‥‥‥。」」」
「‥‥‥さて、もういいかしら?‥‥私は何も言わないわよ?」
「‥‥何故?秘密にする必要があるのですか?織音様?」
「彼の秘密は、ほとんどを変える“力”を持つ、‥‥私利私欲や無用な使い方は避けてもらいたいのよ。」
「‥‥解りました。その通りですね、しかし、‥‥“カオス”を倒すには必要じゃないのでは?」

‥‥‥何を言っているんだ、凰輝さんは?

「‥‥‥‥。」
「‥‥図星ですか。織音様も言っている事は正しいかも知れない。しかし、皇希君が解らないままだと、もっとすご「わかってるわよ!!だから、“運命神”の私さえ、恐れているのよ!!でも、‥っ!!!」

いきなり、織音の姿が仁の姿に戻った!って、あれ!?体が動く?

「何で?」
「‥‥言ったろう?俺は“罪神”だと!‥‥‥皇。」
「‥‥条件付きだったのか。」
「‥‥ああ。」
「‥‥そうか。解った。もう、何も言わない。‥‥仁が苦しむのは嫌だから。」
「‥‥ありがとう。」
「‥‥いいや。」
「「「「‥‥‥‥‥‥。」」」」


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