止まらない季節は全てを受け入れる。-2
やめてくれよ!
当たり前を振りかざすのは。
変わりゆく季節の中で。
僕は忘れない。
絶対忘れないよ。
おまえのことを。
そのぬくもりも。
ありがとう。
今までそばにいてくれて。
忘れない。
最期の別れを告げて、おまえはもう見えなくなってしまった。
僕の時間もまた流れだす。
それは無情なのか?
例えそれが無情であってもその歩みの中で僕は強く生きていくから。
別れの悲しみは愛情の証。
誰かがそんなこと言っていたけど、
忘れないこともおまえへの証になるだろう。
季節は冬を迎える。
拒むことなく寛容に。
僕は歩きだす。
止まらない季節の中を。
全てを受け入れる季節の中を。