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『恋心』
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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『恋心』-1

遠距離恋愛ってどのくらいの距離からを指すのでしょう?
遠距離恋愛ってどのくらい会えなかったらそう言うのでしょう?
私とあなたは
市内の別々の高校生
家はとなり町

付き合って1ヶ月だけど
今まで1分しか会ったコトがなくて
3回しか電話したコトなくて
お互いすれ違ってばかりで
まだまだ大人になれない私を
あなたは優しい言葉で赦してくれました

球児と付き合う大変さを
痛感した女の子は二種類に分けられて
会えない寂しさ故に別れるか
会えない寂しさを紛らせる術を身に付けるか

私は
あなたを好き過ぎて
寂しさを紛らせるコト冴えも
あなたを忘れる様に思えて
あなたを想うしか出来ません


優しさ故の辛さも
ほんの僅な会える時間が
泡となって 私が泣いても
あなたはただひたすらに
ゴメン
と言いました。

私だけが寂しいんじゃなくて
あなたも同じなのに
未々幼い私は
あなたを困らせてばかりです

努力が報われるなら、と
あなたと会う時間を
寝る間を惜しんで作っても
あなたと会うことが出来なかった時
悲しいと気付く前に
気付いたら泣いていました

世界に貧しい人が沢山いて
恋をするコトが出来ない人が沢山いて

それでも私はあなたを求めてしまうのは
罪なのでしょうか?


あなたに会えない寂しさを
どうしたら消し去れるのかと 何度考えたでしょうか

もう一度会えた日には
ギュってして欲しいのに
『好き』って
言って欲しい


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