恋心粋〜喰花〜-2
「何すんのよ!?」
掴んだ弥花の左足を、そのまま自分の右腿に引っ掛ける。
「ぅわっ!?…離せっ!」
「やだね」
「なっ!…っっっ、馬鹿だろ!?変態!!」
めくれたプリーツスカートを押さえつつ、何とか足を抜こうと必死になる弥花。
構わず、仁忍は右手で内股を撫で始めた。
触れる体温のいやらしさに、ますます盛り上がる股間。
「やっ!やっ!やだ…っ…たら…」
予想外の行為に狼狽えながら、弥花もまたあ○こが噪ぐ。
…――感じるのだ。
仁忍のソフトタッチに反応するかのように、ヒクヒクと秘肉がうねり出す。
息があがる。お腹が波打つ。「ヤバイ」と理性が軋み叫ぶ。
「…仁忍!!」
足掻きながら睨む弥花に、仁忍は軽く笑う。
「ドライブは中止だ」
沈みゆく夕陽は夜の訪れを告げ、空を塗り替える。
ぼつぼつと色づくネオンは、やがて華やかに咲き乱れるだろう。
二次喧騒を唄うために――…。
「くはあああぁぁん!!」
若月家の近くに、欠陥騒ぎで廃れたビルがある。
付近は静謐な住宅街で、近寄る者もあまりいない。
その地下駐車場で、弥花は助手席に頽れていた。
制服は淫らに乱れ、仁忍のベルトで後ろ手に縛られている。
開脚されて身動きできない弥花は何とか歯向かったが、逆に快感ボタンを即撃されたのだ。
「なんだ?ここが良いのか?ふふっ」
意地悪い笑みを満面に、仁忍はショーツごと秘穴を指で捩じ込む。
「んああぁっ!駄目!駄目っ…、…あひぃ、ぃい…」 一気に脳天まで来た快感が全身に広がる。太腿は顫え、肌が敏感になる。
「…っあ…止めてよ…私…んはっ…しょ、っ処女、なんだから…っ!」
健気な抵抗と裏腹に、弥花の秘部はぐじょぐじょと濡れそぼり淫音を立てる。「あ〜亜蓮から聞いてるよ。処女の価値、ってな」
「…あ…んた、んはぁ、知ってて…な、んで…」
仁忍は笑い、弥花の短い髪を軽く掴む。
「これに勃っちまったのさ。ふん、…俺ならお前を高めてやれる。誰かに奪られるより…」
弥花の耳元で囁きながら、シャツの釦を外す。
「俺が喰ってやる!」
項を強く吸う。
「いっ!」
喉が反り、摘まれた乳首が凝る。
唇が出会い、縺れ合う。
きつくきつくきつく。
「ふはあぁん!」
下着が取り払われ、蜜花を掻き乱される。
羞恥も貞操も押し退けて、体が勝手に快楽を追う。
あと少し…もう少し…。
途端、仁忍に挿し貫かれた。
「ぃっ、い―――っん!」
しかし、鈍い痛みは一瞬。後から後から熱い充実感に襲われる。
「…優しくできねえからな」
堪えに堪えていたせいか、弥花の足首を両肩に乗せ、仁忍は苦しげにぐっと腰を突き動かす。
「あああぁっ!駄目んっ!…んっ、んんん…っいぃ」
大柄な仁忍の体重が、小柄な弥花の膣の奥々まで…あ○こ全体を喰い込んでゆく。
手首のベルトが軋み、どくどくと脈打つ。
「あっあっ!…いいぃっ」
「っいけ…、弥花…」
渾身を込めて穿つ仁忍。
「あ―――――っ!」
熱い衝撃になす術なく、弥花は遠くを極めた。
「っぐぅ…」
続いて白く生温かい液が飛び散り、制服を汚してゆく……。