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fantasy ability
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fantasy ability・4‐崩れだす日常‐-1

‐午前六時、皇希自室‐


〈コンコン〉

‥‥ドアの叩く音で、目が覚めた。

「‥‥優か?」
「そうです。よく解りましたね。」
「ああ、お前だけがある意味、一番マシだからな。‥‥‥‥」
「‥‥入りますよ?」
「‥‥ああ。」

〈ガチャ〉

ドアが開く。そこにはいつも道理の優がいた。

「おはようございます。皇希様。」
「ブッ!!!‥‥゛様゛?」
「いけないですか?」
「‥‥ああ。せめて、君かさんにしてくれ。」
「解りました。皇希さん。」
「ああ。それでいい。」
「では、食堂へ行きましょう。」
「‥‥‥ちょっと待ってくれ。気になっていたんたが、監視カメラって何処だ?」
「‥‥‥ありますよ。そこに。」

そういって、優は指を差したが(ドアを開き入ってから見て、真正面にデカイ窓があり、右にはベットがあって窓側が頭方向になっている、左にはタンスと俗にいう勉強机がある、そして、優が指した方向はベットの足元側であるドアの角の上の事)、しかし、無いので‥‥?優の方向に顔を向けた。

「すごい説明しましたね。それに、見えないだけですよ。因みに、あれしかありませんので。では、食堂へ行きましょう。」

‥‥見えないだけって?ステレス製なのか?

「違いますよ。見えなくしてるだけです。‥‥幻想の力で、まぁ、俗に魔法と言われていますけどね。」

‥‥そうですか、‥‥昨日の光先輩の言葉を思い出す‥‥

(‥‥風よ!彼の身を守りたまえ!‥‥‥)

‥‥‥魔法とは思えないような気がする‥‥

「‥‥食堂で教えてあげます、ある程度。では、行きましょう。」

一階に降り、食堂に入った。‥‥昨日と同じく、大きな円卓の周りに八人分の椅子が置いてあり、真ん中には梛さん、俺から見て右側の椅子を光先輩、‥‥空いているから優の席だろう、そして、凜と順に座っている。逆の左側は、誠慈さん、薫さん、咲と順に座っていた。そして、俺は目の前の椅子に座る。

「おはよう。‥‥昨日は、眠れたかしら?」
「‥‥大丈夫です、梛さん。」
「‥‥そう?それは良かったわ。」

‥‥‥‥本当は違っていた、人間じゃない事が一番気になっていた‥‥だから、あまり眠れなかった‥‥

「‥‥眠れなかったのね、やっぱり?」
「‥心を読むのは、やめてくれませんか?」
「‥‥‥‥‥無理ね。私達の事が気に入らない?」
「‥‥‥はい。」

〈ガタン!!〉

誠慈さんが椅子から急に立ち上がった‥‥


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