fantasy ability・4‐崩れだす日常‐-13
‐夜零時‐
‥‥‥眠れなかった。昨日と何もかも、違っているから‥‥‥ふと、左側を見る‥‥織音の寝顔があった、しかも、こっちを向けいる‥スゥスゥ、っと寝息を立てていた‥‥‥可愛い‥‥‥って、違う違うと思っていたら、いきなり目を開けてきた
「‥‥ね、寝ていたんじゃないのか?」
「‥‥寝てたわよ、体はね。‥皇が考え事していたから、気になって、“意識”は起きていたわ。‥‥可愛いとはよく思ったわね?‥‥元々、人間的に女だけど、つい最近まで男だったのよ?」
「‥‥反論はしない。が、そうやって女言葉を使われるとな。」
寝返りをしようとしたら、体が動かない。何故?
「俗に、金縛りってヤツね。‥‥そうね、この言葉使いかもね♪」
「‥‥‥いいから、解け!」
「えぇ、やだ♪やっぱり、皇は面白いわ♪」
‥‥‥はぁ‥‥‥
「‥‥‥“覚醒”後で、“凰輝”と会話する時に、私の“意識”を皇に入らせて頂くわ。」
「なっ!何言っているんだ!?」
「あら?可能なのよ、これが♪現に、私の目の前に居るでしょう?」
‥‥‥‥‥
「ね♪“正体”は皇が求めて手に入れる事、これが私の意見。」
「‥‥解った。」
「‥‥じゃあ、お休み〜♪」
「ああ。」
‥‥俺はどうすればいいだろうか。解らない。この“現在(いま)”から逃げたい!ただそれだけを考えていた。‥‥‥意識が朦朧(もうろう)してきた。‥‥‥‥そして、闇に落とした。‥‥‥
これが、俺にとって始まりの“一歩”だった事は知らなかった。
続く
作者の後書き
なんか、途中でラブコメ風?になってしまいました。慌て、修正‥‥つかず‥‥orz
それに、あんまり崩れてないのは気のせい?じゃない!‥‥ヤバい?すいませんm(_ _)m
長いのに、読んでくれてありがとうございましたm(_ _)m
次はとうとう、皇希が“力”を一部“覚醒”します。お楽しみに?
以上、
作者
喬宮 仁達(たかみや にたち)でした