熱冷ましの方法-2
ドクンッ。
亮が小さくうめき、精子を俺の中に出した。その瞬間、俺も亮の手の中に出して果てた。
ぐったりしてる俺に、亮ははだけた衣服を直してくれた。
そして、ぼそっと何かを言った。
「何。」
俺が聞くと、亮は話し始めた。
「ごめんな…秋也。弱ってるおまえにつけこんでこんな事…でも」
服を着ながら亮が言った。
「でも俺、秋也のことが好きだ。こうしたこと後悔してない。ムカついてんなら、殴っていーよ。」
俺は亮の胸ぐらをつかんだ。亮が目をつぶる。
俺はつかんだまま亮をグイッと引き寄せキスをした。
亮がびっくりした顔をする。「嫌だったらぶんなぐってでも抵抗してんだよ、バーカ。全快したら覚えてろよ。」
亮が嬉しそうに笑う。
「望むところだな」