おほしさま-3--5
「ん〜…幸せ…」
「俺も幸せ…」
「…私、宏輔のこと大好きだからね?」
「何言ってんだ。俺だって…大好きだ」
「ずっと…ずぅーっと、大好き。」
「じゃあ俺は…永遠に沙織以外は好きにならない」
「ふふッ…台詞臭いよ♪」
「うるせッ!!」
「でも…そんなところも好き」
「…ありがとう」
「………」
「沙織?」
「…………こ…す…け…」
俺に抱き着いていた腕から力が抜けた。
「沙織!?おい!!」
倒れた沙織の指に光る指輪が、太陽の光りを浴びて輝いていた。
end
…next act《叶》