fantasy ability・1‐全ての始まりは…ここから…‐-1
‐10万年前、天界‐
全知全能の神がいる神殿のある場所に、数えられないほどの数の影があった‥その影が動いた瞬間に神殿は光に包まれ崩れた‥‥、一筋の光を地界に落として‥。
‐地界‐
時は現代、場所は東京のある所、幻光館高校という学校があった。この学校に歩いている一人の少年がいた。
彼こそ、この物語の主人公である。彼の名は、山崎 皇希(やまざき こうき)。
そして、この時から物語の歯車が、また動き始める‥‥。
「はぁ〜〜。この高校生活も早1ヶ月、つまらないなぁ〜。」
ん‥、視線を感じるなぁ‥。これはいかん、読者に視られてる。自己紹介しとこう。え〜、名前は置いといて‥。えっと、成績は1か2が多かったり少なかったり‥‥‥‥‥‥って、おい!!!俺って、バカ設定なのか?〔その通りw〕ん、なんか聞こえた様な‥‥。〔‥‥‥〕まぁ、いいか。運動神経はまぁまぁ‥‥って、やっぱり!!!?作者の奴、楽しんでないか?〔‥‥♪〕もう、いい‥‥うぅ‥むっ、後ろから殺気!?
〈ブンッ‥‥スカ〉
「ふっ、当たら*@ヱ※%#□■△◎○●」
〈クギンッ‥‥ヒュ〜‥‥ゴロゴロゴロゴロ‥‥ドテッ‥ち〜ん♪〉
「あっ、しまったしまった♪♪ついつい、手加減を忘れてしまった。‥‥死んだかな?」
「‥めぇ、いきなり何するんだ!」
「おぉ、生きてた生きてた。ヨカッタヨカッタ。いや〜、ぼ〜っとしてたから、新・必殺技《重り付き鞄・回転殺法》の試しただけだけど、何か?」
「〜〜〜〜。他の人にやれ!」
「君以外に、頑丈な人いるなら、いいよ?」
確かに。1回、トラックに跳ねられたけど、傷すらなかった‥‥自分が恐い‥‥‥‥
「で?」
「何が??」
「何が??じゃない、何でぼ〜って、してただ?」
「‥‥ちょっと、考え事してた。」
「ふ〜ん。まぁ、いいか。学校に遅れちまう。行こうぜ!」
「おう!」
こいつは、俺の友達で、かなりの天才肌だ‥‥って、おい!こういった設定なのね‥ついでに、容姿もそれなりにいい‥名前は荒神 仁(あらがみ じん)小学生の時からの友達である。意外といい奴だ。本当に‥‥俺に攻撃する意外は‥‥
ふと、1人の女の子と目があったが気にしなかった、その時は。
あんな子、うちの学校に居たっけ?‥まあ、いいや。
〈スタスタ‥‥〉
〈ジィ〜‥〉
『やっと、見つけたわ、゛可能性゛を‥。』
〈スタスタ‥‥〉
教室に入ると、いつもの様に、クラスメイトの目線が俺に集まった‥。
またか‥、もう飽きたな、これも‥。俺の背中には、何故か【真】と書かれている。産まれた頃には、すでにあったらしい‥‥‥。
席を見ると、死ねとか、気持ち悪いとか、かっこつけるなとか、書かれていた。
「‥気にするな。無視しとけ、無視。」
と、仁に言われた。
ふと、あの時の事を思い出した。小学1年の頃に、これをやられた時に、仁は俺の代わりに
「誰がやった!?出てこい!僕が殴ってやる!」
と言い放った、‥結局、犯人は出てこなかったが、それ以来、仁とは仲が良い。
とりあえず、席に座り、HRが始まった。もちろん、先生もこれを無視している。‥おいおい。