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悪魔のお食事〜褐色の淫魔〜
【性転換/フタナリ 官能小説】

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悪魔のお食事〜褐色の淫魔〜-5

『まぁ良いわよ、好きなだけ罵りなさい。 ………すぐに罵れなくなるから。』
『ど、どういうこと………あぁ!』
突如マリアに、脳天まで貫き抜けるような快感が走った。
だが、ヨウヤチネは理由を教えない。 唾液や精液の媚薬効果も。 そして口よりも膣に塗られる方が効果が高いこと。 さらに、もうすぐその膣に精液が出されることを。
『さぁ、受取りなさい!』
ぐっと、フェラの時のように一番奥に男根を挿し込み、精液を吐き出した。
お腹の中で拡がる暖かい感触、その理由にマリアも気付いた。
『ま、まさか………い、いやぁぁぁ!!』
精液を出しきった後、ヨウヤチネはマリアから男根を抜き、ベットに座った。
『いや……いやよぉ………』
自分の膣から流れでてくる精液を、マリアは必死に指で掻き出していた。
『あっ、そこのところは安心しなさい。 妊娠させるつもり無いから精子は入ってないわ。』
だが、マリアの指は止まらない。
『どうして………どうしてぇ………』
マリアの瞳から涙が流れた。
だが、それは今までとは違う涙………
『あぅぅ………体が………う、うずくのぉ!』
ヨウヤチネがニヤリと微笑んだ。
マリアの指は、もう精液を掻き出していない。 ただただ自分の膣を掻き回して快感を得ようとするだけだ。
………堕ちたわね。
ヨウヤチネが心の中で呟いた。
『あぁ………た、助けて………も、もう一度してぇ………』
床を這いつくばってヨウヤチネの足元に来たマリアが、足にしがみついてきた。
『あらあら、されたくないんじゃなかったの? 私はもう疲れちゃったわ。』
だが、マリアは首を横に振ってヨウヤチネを見つめる。
『ここ………ここに入れてぇ………』
自分から股を開き、指で割れ目を開く。
膣からは赤が混じった精液が流れでてきた。
『………ウフフフ………じゃあ、私の言うことをちゃんと聞けたらね………』
『あぁ………嬉しいです………悪魔様…………』
膝まづくマリアと君臨するヨウヤチネ。
その光景を夜空の月だけが見ていた………




『マリア…………マリア………』
マリアは自分を呼ぶ声に目を覚ました。
『起きましたか、マリア。 もう朝の礼拝ですよ。』
『………修道長? えっ? 朝?』
回りを見ると、いつもの部屋でいつものベットにいつもの服を着て寝ていた自分が居た。
『私はさきに行きますよ。 あなたは寝坊なんてしなかったのに、どうしたのでしょうね………』
ふぅ、と溜め息を吐いて修道長は出ていった。
『悪魔………様?』
夢………?
服は破れてないし、秘所にも違和感はない。 いつものまま………
『夢…………よね?』
頭に手をあて、呟いた。
だが、体にはあの痺れる様な快感の記憶が残っていた………




ある屋敷のある部屋。
褐色の淫魔は自分の寝床である棺桶に腰かけていた。
『そう、夢。』
クスクスと微笑み、さっきまでの淫夢を思い返していた。
『私は夢魔、そして淫魔。 あれは夢だけど現実に起こったこと。』
マリアは処女でウブだった。
そういう性的経験が無い相手の淫夢は夢魔にとって御馳走なのだ。
『あぁ、お腹一杯になったし、また寝ようかしら?』
棺桶の扉を開けて、中に横たわる。
『それでは皆さん、もしも夢で私に逢えたら、その時は楽しませて頂戴ね………ウフフフ………フフフ………』
そして、棺桶は閉じ、部屋には沈黙が訪れた。

悪魔のお食事
〜褐色の淫魔〜
   完


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