17才の花嫁(第3章)-2
「おパンツ買いにいかなくっちゃな」
阿部の言葉に思わず吹き出した。
「国語の先生が変な日本語使っている」
「あげ足とるなよ。照れ臭いから、おを付けたんだ」
「変なの」
智花と阿部はファミレスを出て、ブルーバードでデパートへ向かった。
「叔父さんの家を出るべきだな。そうするしかないと俺は思う」
「私は叔父の家にいてはいけないと思ってます」
「俺の家にくるか?」
「えっ?」
「冗談だ。気にするな」
(この人だったら処女を捧げてもいい)
飛躍した考えが頭をよぎった。
(私ってどうかしてる)秘部が潤みを帯びているような気がした。
(下着を穿いていないから…意識過剰になってるのかも)
ブルーバードで20分ほど走っただろうか。吉祥寺駅前の京急百貨店が見えてきた。