秘密の四角関係(6)―後編―-2
調教前に比べると、その舌の動きは激しさがまるで違っていた。
大陰唇や小陰唇を丁寧に舐め上げ、吸い付く。
友香の腰は自然と動き、ピクンッと弾んだ。
「はぁっ…うんっっ…」
「ううっ…ふう゛っ…」
有美と早紀が喘ぎを上げた。
悠也の腰の動きに合わせて早紀の尻肉が波打ち、その波に合わせて口にくわえられたバイブも動く。
そしてバイブは有美の膣壁を擦り上げ、快感を駆け巡らせる。
つまり悠也の動きは、早紀を通じて有美へとリンクされるのだ。
「ぅんっ!ふぐぅ!」
早紀の膣内を擦る肉棒は、子宮の入り口までも突き上げ快感を与えた。
有美は左手の親指の腹を友香の女蕾に当て、包皮の上から優しく擦り上げる。
「あっ…はぁあん!」
「うぅっ!んぶぅう!」
「はっ…ぁはっ!…あふぅ!」
少女たちは各々の快感に身を捩り、それを素直に声に発する。
そして次第に感極まり無くなっていった。
悠也は腰の動きを速め、早紀の女穴を抉っていく。
「いくぞ…」
肉棒が子宮の入り口に深々と突き刺さる。
「うぅん!………っ!!」
早紀の膣壁はキュッと収縮し、悠也を強く締め付けた。
「はぁっっ…んんっ!」
「あっっっ…くぅんっ!」
有美と友香も全身を震わせ、快感に打ちひしがれる。
そんな中、悠也は冷静に肉棒を引き抜いて早紀の背に精を放った。
「ほら、早紀」
早紀は口元に近づけられた肉棒を力なくくわえ、啜り上げる。
「私にも…ください……」
「わ…私も……」
有美と友香は身を起こして精液を乞う。
「そこにあるだろ?」
悠也の指の先は早紀の背を指している。
二人は机から下りると、早紀の背に飛び散った精液を舐めとり出した。
朝。
カーテンの隙間から太陽の光が射し込み、悠也の瞼を刺激する。
そのせいかどうかはわからないが、彼はふっと目を覚まし伸びをした。
少女三人が泊まっている以外、悠也にとって何の変化もない朝。
その少女たち、つまり有美、友香、早紀は、今ではめったに使われていない悠也の親の寝室で寝ている。
………はずだった。
「んふぅ…ん…ふむぅ…」
悠也の股間から女の熱い吐息が漏れている。
「ん?」
彼が掛け布団をはね飛ばすと、そこには肉棒に奉仕をする友香の姿があった。
「友香?!何やってんだ?!」
「あふぅ…男の人って、こういうシチュエーションが好きだって聞いて…イヤですか?」
「べ、別にイヤじゃないけど…ってか、そんなのどこで聞いたんだよ?!」
「まぁまぁ…」
友香はニコッと笑って見せると、口舌奉仕を再開させた。
エロ本の中のセリフにあったなどと言うわけにもいかない。
悠也を喜ばすために、悠也に振り向いてもらうために、友香は独自のアプローチを試みているのだ。
──絶対…悠也君は渡さない…
友香の舌の動きは、悠也を想う気持ちとともに激しさを増していった。