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つよがり
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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つよがり-1

ボクは強くなれたのかな?
少しずつキミを忘れていってしまう

悲しみも 喜びも
だんだん薄らいでしまう


それは少し さみしくて

もう一度あの日のように
キミを本気で好きになりたいだなんて

迷惑だよね


キミが楽しそうに笑ってると

拳を握りしめて

必死に涙をこらえる

キミにはもう
涙は見せないって決めたから


キミが将来のことを話してると

拳を握りしめて

必死に涙をこらえる

そこにはもう

ボクはいないってわかってるから


10年先も20年先も

ずっと一緒だってどこかで思ってた

ずっと笑い合えるって思ってた

でも現実はただ悲しいだけ


笑えないよ

キミがいないと

前が見えないよ

キミが照らしてくれなきゃ





ボクは強くなれたのかな?
少しずつキミを忘れていってしまう

悲しみも 喜びも
だんだん薄らいでしまう



…そう思い込んでるだけなんだ

本当は強くなったんじゃなくて





…つよがってるだけ


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