『HN mari…』-1
ガチャガチャ……
真里が鉛の様に重くなった体で、部屋に帰って来た時、時計の針は既に午前一時を回っていた……連日の分刻みのスケジュール……肉体的にも、精神的にも極限の状態が続いている。
有名になりたい……夢の実現と引き替えに、真里から自由と時間が奪われていた……
ベットに倒れ込んで無気質な天井を見上げる……このままで良いのだろうか?……
デビュー前には想像も出来なかったプレッシャー、過大なストレスの連続であった。
華やかな世界から、かけ離れた禁欲的な実生活に、自問自答を繰り返す日々が続いていた。
気丈に見えても真里は、まだ二十歳の女の子である。地元の同級生達は、面白おかしく日々過ごしているに違いない。
あまりにも大きなストレスと孤立感……真里の手が、また携帯電話に伸びていた……
ツーショットチャット……HNはmari……
すぐにカズと名乗る男が入室してきた
「はじめまして、mariさん」
『はじめまして』
「mariさん、何歳?誰似?」
お決まりのパターンで会話が進む……
真里は、自分の正体を明かしたくなる衝動をグッと押さえた……
『ちょっと寂しいんだ……』
モーションをかけたのは真里の方だった…
『ちょっとHな気分なの……』
既に、真里の手はTシャツの中に潜り込み、淡いピンク色のブラの上から、自らの小さな胸を揉み始めていた……
「今、どんなカッコしてるの?」
「チョット服、捲ってみてよ〜」
「オッパイ触ってイイ?綺麗なオッパイだなぁ〜」
見ず知らずの男から浴びせられるレスの嵐に、真里の陰部は、下着の上からも分かる位、イヤラシイ液体が溢れていた。
『カズ君、mariのアソコ、グチュグチュになって来ちゃった……』
先程まで胸を揉んでいた真里の手は、ミニスカートの中に移動していた……
「本当だぁ、mariのパンティー、ビチョビチョだよ」
『カズ君、恥ずかしいよ〜』
「mari、パンティー脱いでみて…」
カズの羞恥心を煽る言葉責めに、真里はパンティーを脱ぎ捨てる……金色に染めた頭髪とは対照的な、黒々とした陰毛の下に、グッショリと濡れた、型崩れの少ない大陰唇……真里の左手が花びらを弄んでいた……淫蜜が指先に絡み付く……
『カズ君…mariの事、メチャクチャにして』
「mariもっと脚広げてみて」
『エッチな、お汁が沢山出てきちゃった』
真里の中指は花びらの中に、奥深く挿入されていた……
「綺麗なオマ○コだなぁ……」
『カズ君、もっとエッチな事……mariオカシクなっちゃう……』
大きな枕に顔を押し付けて、身悶える真里……シャツは脱ぎ捨てられ……ブラはズレ上がり、小さな乳房は剥き出しになっていた……未だ色が沈滞していないピンク色の乳頭は血液が集結し……花びらの中には中指に加え人指し指も……
「mariはエッチだなぁ」
「もっと、掻き回す様に激しく指、動かして」
「凄い沢山、マン汁が溢れてるよ」
クチュクチュと陰猥な音が真里の部屋に木霊する……もお、レスなど出来る状態では無かった……
一際大きなアエギ声と共に、真里が絶頂に達していた……放心状態のまま携帯を操る……
『カズ君、mariイッちゃったよ』
「俺も……」
「メアド教えてよ〜」
『ごめんね、カズ君』
真里の最後のメッセージだった
国民的アイドルグループの……こんな淫らな姿を想像して、毎日大勢の男達が彼女に大量のザーメンのシャワーを浴びせかけているに違いない……まさか、携帯の向こうのmariが……カズは知る由もなかった……
もしかして、貴方の昨夜のチャットの相手……知らず知らずのうちに、貴方の良く知る、あの人と……
完