罪人の塔〜2play mode〜-4
あぁ、私達…どうなるんだろう。正直な所、怖くて仕方がない。もう歩くのが嫌になってくる。なのに、この階段は未だに終わりが来ない…。
そんなことを考えているうちに、私はスヤスヤに眠ってしまっていた。
私達は、私立女子高のいわゆるお嬢様学校の生徒だった。
毎日厳しい規則と勉強、強制されたうわべだけのプライド…
そんな毎日に私達はうんざりしていた。
空き巣にハマったのは、せめてもの抵抗のつもりだった
初めはちょろいもんだとやってのけたが、警察に捕まることへの不安感や、盗みをすることの罪悪感が次第に募ってきた。
私達がやってきたことは、反抗ではなく、ただの犯罪なのではなかったのか…
そして、私達は目を覚ました
この暗い暗い塔の中で…
「早紀…早紀!!起きて!!」
「う……うーん。都子………。」
私達が目を覚ましたのは、一体何日の何時何分だったのだろう……