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罪人の塔
【ホラー その他小説】

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罪人の塔-4

私はいつの間にか眠っていた





この目を次に開いた時、ここではない場所、私の帰るべき場所であるよう、ただひたすら願いながら…





……………。





私は自然に目を覚ました。音も光も、人の気配すらもない悲しい螺旋階段の塔の中で。どれくらい眠っていたのかも分からない。誰もそれを教えてくれない。





ここは全てから遮断されているのだから…





私の目は生気を失っていた。片足を引きずりながら、口をポカンと開け、階段を上がっていった





もうすでに、自分がどのくらい上ったのか分からなくなった頃、塔は私にご褒美をくれた。その終わりを告げるべく、最後の段の所に扉があったのだ。





そ…と…に……





ひか………り……





………に





私は、この扉に僅かな、ほんの僅かに残っている希望を託し、ゆっくりとそれを開けた





そこには、その先には、絶望しかなかった





何もない赤黒い空に、下を見下ろすと、灰色で何があるのかすら分からない地上が、無限に広がっている。


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