女教師、告白。-9
「先生と、何? 言いなさい」
清香の耳元で、妖しく囁く。
「は、ぁ……っ。先生に、気持ちよくしてもらってる、から……。言いたくない、他の人との、こと……っ」
こんなことを言わされているのに、抱きつく由美香の背中が汗ばんできて、清香は嬉しくなる。
「先生が、好きだよ……先生に、され、たい……っ」
「犯されてるのに、いくような……女だよ。いいの?」
「何で……っ。そんなの、あたしとするのに何も関係ないじゃん」
「ん……嬉しい」
顕になった耳たぶにキスを落とし、膀胱の裏側に少し、力を込める。
押して、擦り付け、清香を絶頂に導こうとする。
「あ、せんせ……っ。んんっ、気持ちいい…!!」
「やらしい音……。今は、あたしだけに聞かせて」
清香の右耳に、ため息混じりの優しい由美香の声が聞こえてくる。
そして興奮した由美香が、ちゅぷっ、じゅるっ……と音を立てて耳たぶを吸い出した。
清香もそこを吸われて、さらに快感度が上がる。
目を閉じて、自分も絶頂に向かう準備をする。
下半身が波打ち、由美香が触れるそこから、だらだらと涎が流れ出して、腹の奥がジンジンと痺れていく。
「せ、先生…いきそ……!」
由美香の背中を抱く手の力が強くなっていき、目をぎゅっと閉じると、ばちんっと頭の中で何かがスパークする。
「あぁっ……!」
清香が絶頂を迎えたのがわかると、由美香は汗と唾液に濡れた唇を、清香の唇に押し当てた。
指はそこに埋まったままで、ナカが収縮を繰り返し、由美香をさらに求めているようでーー指を引き抜きたくなかった。
清香のスエットも脱がさずに、乱暴な行為なのだと自覚しつつ、自分を好きだという清香に甘えていたかった。
「上司に興奮されて、服も脱がされずにされても……悦んじゃうの、清香ちゃん」
「んう……先生にされたら、そりゃ嬉しいに決まってるじゃないですか……。意地悪」
由美香はゆっくりと指を引き抜き、水飴のような体液にまみれた中指をしゃぶる。
中指をしゃぶる姿は非常に卑猥で、自分の体液が舐め取られている恥ずかしさより、その姿をじっと見ることを優先してしまった。
由美香は剥がれた布団を引っ張り、二人の体にそれをかけて、清香の横に横たわる。
「この間ね……堀尾くんに、今日で最後にしようって伝えたの。ちゃんと、そうやって決めた日だったから、余計に清香ちゃんに会いたくなかった。してるなんて、思われたくなかった」
「そうだったんですか……」
「体を触らせもしなかった。ローションつけて、濡れてるかどうか関係なく、挿入させた。そんな態度取ったから……堀尾くんも辛そうだった」
「ーーでも、もっと辛いのは先生です」
汗をかいて冷えた、由美香の体をそっと撫でる。