女教師、告白。-8
「せ、せんせ……っ。そんなにそこ、ばっ……かり、んんぅ」
「あら。さっき、上司の手首縛ってた人がそんなこと言うわけ?」
勝ち誇ったように由美香は笑い、指を動かし続けている。
そんな顔をした由美香を、息も絶え絶えになりながら見てーー清香は尋ねる。
「せ、先生……女の人が、良くなっ……ちゃったの……?」
その質問に、みるみるうちに由美香の顔が歪む。
由美香は体を起こして、自らを纏うスエットを脱ぎ捨て、ショーツだけの姿になると、清香の体に覆いかぶさった。
そしてじっと見つめる。
「それ、やな質問かも」
「えっ、ご、ごめんなさい……」
由美香の言ったことの真意がいまひとつわからず、清香は目を泳がせて謝る。
「いえ。謝るのはあたしのほう。清香ちゃんは女の人がいいから、あたしとも、そのオネーサンとも寝るんだもんね。
ーーあたしは、清香ちゃん以外とは嫌だよ」
「あっ……」
ーーこんなに、サヤカとしたいって思ってるのに?
サエコに言われたことを思い返し、清香の頭の中のものがガラガラと崩れ落ちる。
同性愛者の自分が、どの女性とでも寝たいのかと問われれば、怒ることは一目瞭然なのに。
何故サエコにも、由美香にも自分が言われれば嫌なことを言ってしまったのだろうか。
「ご、ごめんなさい……同性愛者の自分とは、違うって。プレイで、あたしとセックスしてるんだろうって……思ってたから、そんなこと言ったんだと思います。本当にごめんなさい」
「ーーあたし、お付き合いしてる人と以外、嫌なのよ? 清香ちゃんとは、好きな男性とするのと違って、プレイだと思ってたの? あたし、清香ちゃんとするのと……お付き合いしてる人とするのと、同じだよ」
露出した耳たぶをぺろりと舐められたかと思うと、スエットの中に手が差し込まれる。
ショーツの中にまで手が入り込んで、毛の生えていない清香のクレバスにすぐさま触れることができる。
クレバスには体液が染みていて、ぬるぬると由美香の指を汚す。
ーー由美香は何やら大事なことを言っている気がするのに、清香は、由美香から与えられる快感のせいで、何も考えられない。
縦のライン沿って指先をぬるぬると動かされ、優しく指が侵入してくる。
「あ、んんっ、んん……!」
「今も狭いけど……ナカの感触変わってきてるの、濡れすぎてるからじゃないね。あのオネーサンにたくさんしてもらってるんだ」
鋭すぎる指摘に、清香は由美香の体を引き寄せる。
由美香は指を奥まで入れず、膀胱の裏側に沿って、優しく指を動かしていく。
そこはじんわりと熱を持って、清香も由美香の指に自らのいいところを当てるように、腰を揺らす。
「あのオネーサンとするの、気持ちいい?」
ぬるん、ぬるん、とスムーズに抜き差しされるそこに、サエコの影を見てとって、由美香はチリチリと胸を焼けつかせながら尋ねる。
「や、そんなこと……聞かないで、今、先生と……っ。んんっ」