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先生は僕らの女王様
【教師 官能小説】

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女教師、告白。-6

「先生、何か……近くないですか……。今日」

しばらくして、顔を赤らめながら、清香が自分より背の高い由美香を見上げる。

「んん? 今日、高橋くんとだって、このくらいの距離じゃなかった? あたしとはダメ?」

「な、何で高橋くん……! 腰とか抱かれたこと……」


(いや、あたし、高橋くんの肩に頭乗せたりしたわ……)


思い返して、唇をきゅっと閉じた。

「絶対何か、あるでしょ。高橋くん、清香ちゃんのこと意識してるもん。あたし、「厳命」したんだけどなあ。変なことしないでって」

「げ、厳命?」

「教えてご覧」

さらに強い力で腰が引き寄せられ、由美香のメガネ越しにじっと見つめられる。
そして、ぽってりとした唇に親指が優しく置かれた。
左の頬あたりに他の指の指先が触れ、親指は下唇の端から、端までをゆっくりとなぞっていく。

「教えることなんて、何もないです……」

清香は目を泳がせてしまう。

「ーーわかった。信じる。じゃあ、あたしが堀尾くんといたとき、一緒にいた人は?」

由美香は、親指の先を唇の中に押し込む。
突然のことに清香は、由美香の指先を噛んでしまいそうになった。

「お付き合い、してるの」

「し、してないです。彼女、いるわけないじゃないですか」

「じゃあ……関係を持ったことはある?」

それについて嘘をつこうとは、思えなかった。
清香は、由美香が翔といたところを見て、あの時酷い態度をとってしまった。その罪悪感から、正直に伝えようと思った。

「あの日は……ホテルに行った帰りでした」

「そう。すごい、綺麗な人だったね。バリキャリって感じするのに……色気もあって」

由美香は清香の腕を優しく掴んで、「ベッド、きて?」と言うと、歩みを進める。
朝起きて、布団が剥がされたままのところに、由美香より小さな体を押し倒し、由美香も左肩をシーツに沈ませる体勢になった。
そして、清香の体を由美香の方に向かせて、抱きしめる。

「清香ちゃんの気持ち……すごく、わかったよ。想像しちゃった。あの人とベッドに入ったのかって。清香ちゃんはあの人に……あたしと同じことするんだろうか、それとも違うことするんだろうかって」

「え……」

「嫉妬する資格もないのに。あたし、堀尾くんと寝たあとだったんだから。でも、教えて。あのオネーサンと……どんなことするの」

「せ、先生のこと……今は堪能してるんだから、他の人のことなんて言う必要、ないじゃんっっ」

由美香の細い背中を清香は引き寄せると、熟して、柔らかな胸元に顔を埋める。
由美香も、清香の背中をぽんぽんと叩く。

「ーー意地悪して聞いてるんじゃないの。清香ちゃんが好きなことなら、してあげたいし、されたい」


(今日の先生、いつもと違くない…?)

いつもと違う態度の由美香に、さらには彼女の胸の鼓動を感じて、余計にどきどきしてしまう。


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