女教師、告白。-3
いやらしい回想を払拭しようとして、清香は急いで自分の服も脱ぎ出す。急いで脱いだから、全て脱いだのは清香が先だった。
だがーー由美香の体から目を離せなかった。
上衣を脱いで、インナーをも脱いだ彼女が身につけていたのは、深紅のブラジャーだったからだ。
細いながらも、四十過ぎの女性の熟れた体を引き立たせる、いやらしい色。後ろ姿だけなのに、どきん、どきん、と胸が高鳴る。
そして、スラックスに手をかけるとーー同色のショーツを身につけていることは想像できたがーー
由美香は深紅のガーターベルトを身につけており、黒いセパレートタイプのストッキングとストラップで繋がっている。
そして、深紅の、Tバック。
ごくり、と唾を飲み込む。
「せ、せんせ……学校に、こんなの、履いてき……てるの……」
脱いだ服の横に、メガネを置いて、ガーターベルトを履いているから当然ーーTバックから脱ぐことになる。
「清香ちゃんの家に行くだろうと思ったから履いただけだよ。喜ぶかなと思って」
ふふっ、と由美香が笑う。
ブラジャーとガーターベルトとストッキングを身につけたままの女教師を、清香は後ろから抱きしめた。
それならば。
この香水も、清香を誘うためだと言うのか。
甘く、いつもより官能的で、濃い香水。
清香は我慢ができなかった。
そのまま折りたたみ扉を乱暴に開けて、防水パンの上に立てられたランドリーラックからスカーフを一枚取る。
そして、下着を身につけたままの由美香を室内に押し込んだ。
「え、清香ちゃん?!」
さらにはそのまま浴槽に無理やり浸からせて、無理やり腰を下ろさせると、両手を挙げさせて、クロスさせた手首をスカーフで縛る。
「も、どしたの……っ。滑って、清香ちゃん、怪我でもしたら……っ」
自分が乱暴されているのに、清香を案じる言葉を咄嗟に吐く。
「ん、ぅ、……っ」
自分の行動の罪悪感に苛まされ、優しい由美香の言葉さえ聞きたくなかった。余計に、自分が一方的に由美香を乱暴している気持ちになるから。
風呂の壁に縛った手首を押し付けて、まるで由美香をレイプする宣言をするように、口腔内を犯す。
「は、ぁ、んん、んぅ」
熱い湯の中で、手首を押さえる左手とは反対の右手で、由美香の下着のカップをずらした。
親指の腹を、乳輪や乳頭に擦り付ける。
キスをしながら、由美香の体が震える。
さらには、由美香の股間と、清香の股間が、ほぼぴったりとくっつきあっている状態だった。
「ん、恥ずかし……っ」
清香は何も言わず、キスを続ける。
この唇が欲しかった。
清香が喜ぶと思ってと言ってくれた、この唇が。
清香はもう片方の手でも体を触りたくなって、スカーフで結ばれた両手首を由美香の頭の後ろに回させる。