恋焦がれた女教師以外からの淫具調教。-2
ベッドに戻ろうとすると、サエコが壁側に背を向けていて、清香の手を引っ張った。
抱きしめられて、キスをされる。
「なあに、歯磨きしてくれたの? エッチ〜」
歯磨き粉の匂いを感じ取ったのか、そう言われる。
「ち、違っ……だってサエコさんこそ歯磨きしてるじゃんっ。自分ばっかり汚いの、やだもん」
「可愛い」と言われ、髪の毛を撫でられる。
清香は恥ずかしそうに、サエコの胸に顔を埋めていた。
ふわふわの胸。
体を洗って、爽やかに香るボディソープの匂い。
香水の匂いが取れているにもかかわらず、彼女の体からは甘い香りがした。
これはフェロモンなのだろうか。
少し顔を上げて、彼女の顔をじっと見つめる。
メイクを落としているのに、暗がりでもわかるほど睫毛は長く、はっきりとした顔立ちをしていた。
むしろ少し幼く見えて、可愛らしい。
じっと見つめられているのに気づいて、清香を見る。
柔らかな唇を、清香の唇に押し当てた。
「あの人……例の上司の人だったんだよね?」
「うん……」
「……タクマくん、いなくて良かった。もし会ってるなんて知れたら、サヤカ、怒られるもん」
「ん……八つ当たりして、ごめんなさい」
「いいよ。本当は彼女にしたいんでしょ」
抱きしめた手の指先で、サエコは清香の素肌をなぞる。
清香の体が背中の表面をなぞられて、腹の奥がジン、と痺れる。
「代わりにしてくれたなんて、ぞくぞくしちゃうに決まってるでしょ。強引にバイブ抜き差しして、でも気持ちよくなっちゃうの、想像しちゃうね」
「い、言わないで……」
「あんなに真面目なそうな人が……子宮の入口にバイブ押し当てられたら、どんな声出すのかしら。ふふ」
背中をなぞりながら、清香の耳元で妖しく囁く。
それは悪魔の囁きだった。
自分にはペニスがないし、女性同士のセックスで、これまで男性器を模したものを使うことなど、考えたことはなかった。
だが、もし由美香に使ったら……
「サエコさん、やだ……想像しちゃうから……」
「ふふ。あたしといるのに、彼女を抱くこと想像しちゃうね」
サエコは起き上がると、枕元に放置されたバイブレーターを手に取り、ベッドサイドにあるワゴンからコンドームを取り出す。
男性器を模したそれにコンドームを装着すると、舌の先でコンドーム越しにそれを舐め回す。
「ドキドキしてきちゃったから……見てくれる…?」
「えっ」
清香は起き上がり、自らの目の前で脚を開き、卑猥な窪みに亀頭部分を押し当てるサエコのそこを見てしまう。
ブブッとモーター音が鳴りだした。
「んん、何もしてないのに、ぐちょぐちょ。サヤカのせいだよ…」
ゆっくりと、モーター音を鳴らす下品なそれがサエコのナカに埋まっていく。