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先生は僕らの女王様
【教師 官能小説】

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女教師、最後の口腔奉仕。-1

*



拓真と清香、サエコが、都内で三人で会っていたその日。

その日は土曜日で、由美香は都内で出張だった。
家からは比較的近く行きやすい場所に出張だったのだが、その日の夕方、翔と新宿で会う約束をしていたのだった。

出張だということを把握した上で、新宿まで行くからと言われーー勿論セックスを迫られるのだろう。

黒地で、ストライプ柄のセットアップのスーツに、ビジネスバッグ。
こんな格好でホテルに行くのは嫌だった。

出張先はJR沿いだったから、「西口改札で」と連絡をしておき、十七時頃、柱に背をつけて、由美香は待っていた。

「お待たせしました……」

新宿という人の多い場所に慣れなさそうに、翔が現れる。

大きなadidasのロゴの入ったグレーのパーカーに、膝より短めのパンツ。白いクルーソックスにハイカットのスニーカーという、いかにも若者の好みそうな服装だった。
翔の脚は筋肉質だが、細く、ショートパンツが良く似合う。

「ーーで? ご飯食べに行きたいわけじゃないでしょ?」

「あ……ぅ」

まるで以前、三人で会いたいと進路指導室で言ってきた時のように、翔は落ち着きなく、口をパクパクさせる。

「早く、済ませましょう。場所は任せるから」

ぴしゃり、と言い放ち、翔に背を向けた。



落ち着きのない翔は、無言で由美香の隣を歩き、エスコートとは言えないありさまだった。

何とか土曜日の人混みの中、新宿のゴジラビルを抜けて、ホテル街の方に向かう。

空室があるところに、翔が出しうる最大限の勇気を出して、由美香の手を引っ張り、連れ込む。

部屋に入るなり、由美香は「シャワー浴びてくる」と素っ気なく言ってバスルームへ向かった。
もう、翔が何をしてもすべてが悪い方向に向く。
体をいくら近づけても、手に入ることは無いのだと思わざるを得ない。

だが、どうやってこの気持ちに決着をつけたらいいのかが、翔にはわからなかった。
とことん脅して、弱みを握り、屈服させる勇気もない。
同じ状況であろう拓真にも避けられている気がする。
気の弱い翔は、職場でも孤独を感じざるを得なかった。

ーー由美香がシャワーを浴び終わり、バスローブ姿で出てくる。
ひどく、罪悪感に苛まされつつ、高い位置で結ばれた髪の毛の毛先が濡れて、色香の漂う美しい姿に下半身が反応する。
さとられないよう、翔もバスルームへと駆け込んだ。


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