第四十一章 ルール違反-1
第四十一章 ルール違反
「え、映見ぃ・・・」
僕は何度、妻の名を切ない気持ちで呼んだことだろう。
だが、今度こそ、本当に泣きそうなくらいの嫉妬を感じていた。
藤本さんは映見を、僕の妻を、その心まで犯している。
正常位しか知らなかった映見をバックから貫き、淫靡なセリフでオネダリさせている。
そんな淫乱なメス犬になるまで、あの人は調教したのだ。
緩急をつけた言葉で翻弄し、映見の眠っていた欲情を目覚めさせていった。
セックスに対して頑なだった妻が、これほどまでに卑猥な表情を見せるなんて。
「う、うれしい・・・御主人様ぁ・・・
もっとぉ・・・いじめてぇ・・・」
芝居じみたセリフを吐き出しながら、僕の方に妖しい視線を投げる妻の口元が嬉しそうに歪んでいる。
「く、くそっ・・・」
もう、僕は我慢ができなくなっていた。
繋いでいた、かおりさんの手を放した。
映見の顔をカメラで撮影しながら近づいていった。
「ふぐぅっ・・・」
パンパンに膨張したペニスを、映見の口に押し込んだ。
藤本さんの射精を待つなんて到底、無理だ。
ルール違反かもしれないけど、僕もセックスに参加することにしたんだ。