第四十一章 ルール違反-5
「ああっ・・・い、いやぁ・・あひぃっ・・・」
強弱をつける動きに映見の声が震える。
「そんなこと言って、興奮してるんだろう・・・
ギュウギュウ、締め付けてくるぞぉ」
「ああぁ・・・いやっ・・いやぁ・・・」
目尻から涙をこぼし叫ぶ妻の表情が、何とも切なく感じた。
藤本さんの思惑通りに操られている。
それは僕も同じだ。
藤本さんをキッと睨むと、かおりさんを絨毯の上にひざまずかせた。
「んぐぅっ・・・」
そのまま興奮で隆起したコックを、かおりさんの口に押し込んだ。
「んぐぅっ・・んふっ・・・
ぐぅっ・・んっ・・・」
かおりさんはすぐに落ち着きを取り戻し、唇を滑らせていく。
興奮しているのは、かおりさんも同じなのだ。
僕のコックを貪る表情は、まさにメス犬のようだ。
「おおっ・・・い、いい・・
いいよぉ・・・かおりさん・・・」
僕はわざと大きな声で藤本さんに向けてはなった。
藤本さんも口元を歪め、嬉しそうに笑った。
4Pに変化した僕達のセックスが妖しさを増していく。
スワッピング三日目。
5回目と6回目のセックスが、同時に始まったのだ。