第四十章 映見を裕太が撮影する4(藤本夫妻編)-4
「いい子だ・・・映見ぃ・・・そうだ・・・
メス犬だ・・・お前は淫乱なメス犬だ」
「ああぁ・・・・御主人様ぁ・・・
はぁっはぁっ・・・御主人様ぁっ・・・」
言葉が私を操る。
私の心は溶け、命じるままに変貌していく歓びを噛みしめていた。
「う、うれしい・・・御主人様ぁ・・・
もっとぉ・・・いじめてぇ・・・」
芝居じみたセリフが、素直に私の口から吐き出されていく。
チラリと見た視線の先に、かおりさんと裕君の顔がカメラ越しにいた。
二人の目に、私と藤本さんのプレイはどんな風に映っているのだろうか。
想像した瞬間、私の口元が自然とほころんだ。