女教師、同性後輩とのわからせ性交。-3
二人で由美香のベッドに入り、清香も暗闇の中、うとうとしていると、後ろから由美香に抱きしめられた。
清香の位置からは、すぐ拓真が見える。
珍しく、いびきをかいていた。
酒を飲んで、仰向けで寝ているせいだろう。
由美香の手つきは、性的なものだった。
抱きしめた手を腰の辺りに滑らせて、じっとりとなぞっている。
そして、清香の襟足の辺りに唇が押し当てられるのがわかった。
(先生……?!)
拓真が眠っているのがはっきりわかるとは言え、同僚の横で性的な行為をなされていることに、心臓がばくばくと拍動する。
腰を撫でる手は、臀部へと伸びて、ぎゅっと強い力で掴まれる。
ーー後ろ立ってたら、痴漢しちゃうかも。
サエコに言われた台詞と、この状況がリンクして、顔から火が出そうになる。
由美香はハリのある臀部に、無理やり指を埋めるようにして捏ねていく。
由美香に借りたハーフパンツの中にまで手を差し込まれ、清香は細めのTバックを履いているせいでーー臀部を直接、由美香に撫で回されてしまう。
首元にキスを落とす唇を離した由美香に、小さな声で「寝てるの?」と囁かれた。
だが、清香は口元を押さえて、寝た振りをしようとした。
臀部を揉むのとは反対の左手で、清香の頬に垂れる髪の毛を耳元にかけられる。
耳たぶに、幾度もキスがなされる。
はぁ、はぁ、と清香は甘い吐息を漏らさざるを得ない。
「この下着、高橋くんとするから……履いたの……?」
その声色は怒っているようだった。
清香はさすがに、布団の中で由美香の方に振り返る。
起こさないように拓真の方を気にしつつも、普段とは違う由美香の態度に清香は少し声を荒らげて言う。
「何で高橋くんとするの?! ありえないのわかってますよね……? 先生、何に怒ってるんですか」
ふぅ、とため息をついて、由美香は清香を抱き寄せる。
清香の額に唇が押し当てられた。
「怒るよ、そりゃ……。自分のこと乱暴した後輩と、清香ちゃんを二人きりにさせること、上司のあたしが許すと思うわけ?」
「あ……」
清香はその台詞に目頭が熱くなる。
彼女はひたすらに、自分のことを心配してくれていたのだ。
「……そのことを知らない振りして、普通に同僚として接してるんだろうから、あたしもそう振る舞わないとって思って家に呼んだけど……。今日の高橋くんの態度、すごく腹が立った。
勃たないようにしないとって何……? 今まで彼、清香ちゃんにそんな態度取ったことないじゃない。清香ちゃんにも何かしてるのなら、言って」
「何も、ないです。大丈夫だから……」
由美香が自分に何かされることを怯えるより、清香と良からぬ事があったのかどうかを心配してくれたことに、清香は申し訳なくなる。
「本当? ……勝手に勘違いして、体触るなんて……八つ当たりだよね。ごめんなさい」
「そもそも、あんなの……無理に決まってるじゃないですか」
今日、目の前で見た拓真の肉棒を思い返して、そう言ったところで「しまった」と清香は思った。
咄嗟に清香は顔を上げる。
その清香の焦る態度にーー由美香の顔つきが薄明かりの中でも歪むのがわかる。
「「あんなの」ってどういう意味」
「ち、違……。男性器は無理ってこと……!」