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先生は僕らの女王様
【教師 官能小説】

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女教師、同性後輩とのわからせ性交。-2

テーブルには椅子が二脚しかないから、由美香は和室の方に、ローテーブルを出してくれた。

そこにツマミなどを並べる。
恐る恐る、ローテーブルの前に拓真が座った。

「俺も、泊まっていいんですか」

「かまわないわよ。まだ暑いのに、飲ませて車中泊ってわけには行かないでしょ」

「じゃあたくさん飲まなきゃ。可愛い女性が二人もいるのに、勃(た)たないようにしないと。自信ない」

ははっと拓真が笑う。

「ねえ。今まで清香ちゃんに、いかがわしいことしてないんだから呼んでるの。冗談でも、後輩にそんなこと言うのやめて頂戴」

由美香が「清香ちゃんに」「後輩に」と限定したことに、清香の心がずきっと痛む。おそらく、拓真もそうだろう。
拓真はそれを聞いて苦笑いしていた。

「それに自分のこと卑下するの、やめて」

由美香は立ち上がると同時に、拓真の襟足に指を這わせて撫でた。

今までそんな風に拓真に触れるところを、清香は見たことがなかった。
由美香は無意識だったかもしれないが、明らかに性的に、距離が近いことがわかった。
おそらく二人の性交渉が、清香の家でのことだけでないーー
そして、拓真は唇をきゅっと閉じて下を向く。

性的な遊びに慣れている拓真が、そんな風に恥ずかしそうにしている様子に、清香は複雑な気分になった。

ーー宣言通り、拓真はいつも以上に早いペースで酒を飲んでいた。
運転や、セックスの疲労などもあったのだろう。
もう、寝てしまいそうな様子を見て、ローテーブルに置いてあるグラスなどを、由美香は清香に頼んで、キッチンの方のテーブルに移させる。
由美香はマットレスをベッドの隣に敷いていた。

「お水、飲む? 大丈夫? お布団敷いたから」

和室で座りながら寝てしまいそうな拓真の肩を、由美香はさする。

「ん、寝る。せんせ」

清香が横に立っているというのに、拓真は膝立ちになる由美香に抱きついた。

「も……どうしちゃったの」

由美香は、ぽんぽん、と拓真の背中を叩く。

「たくさん飲んだから、何もできない、大丈夫」

「……何言ってるの」

拓真は笑うと、由美香が敷いたマットレスの上に寝転がる。
すぐさま、ぐぅ、といびきをかいて眠ってしまった。
由美香はため息をついて、拓真にタオルケットをかけてやる。

「ーー高橋くんと、あたしとのこと、清香ちゃんは知らないことになってるよね?」

由美香は立ち上がって、心配そうに清香に尋ねる。

「も、もちろんです」

「ごめん。今の、嫌な聞き方だった。清香ちゃん、知らないフリしてくれてるから、高橋くんと遊んでるんだよね」

不思議な空気のまま、二人はキッチンのテーブルの上の酒を改めて飲み直し出した。

由美香は今日のことをききはしなかった。

だがーー


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