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アンソロジー(三つの物語)
【SM 官能小説】

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隣室 ……… 第三の物語-6

あの夜、わたしは仕事を終え、夜の帰宅道を歩いていた。突然だった。背後から抱きつかれるように羽交い絞めにされたわたしは、三人の不良高校生に拉致されるように車に乗せられ、鼻と口をふさぐように何かを嗅がされた。そして意識が朦朧としたわたしはあの場所に連れ込まれたのだった。
 どれくらいの時間、わたしは自分が気を失っていたのかわからない。車に乗せられていた時間はとても長かったような気がした。意識がようやく戻ってきたとき、声が聞こえてきた。

 こいつが、あの生意気な英語の女教師だぜ。インテリぶったオバサンが似合わない眼鏡なんてかけてよ。おまえ、この女に教室で恥かかされたらしいな。ああ、だから仕返しするんだよ。でもこうして見ると、年増なのにむっちりして色っぽい体をしているじゃねえか。きどった教師にしておくのはもったいないぜ。
 わたしが連れ込まれた場所は廃屋のような場所だった。気がついたとき、私は衣服を剥がされ、全裸でベッドに仰向けにされ、手首と足首をベッドの端々に縛りつけられていた。声を上げようにも口には丸い口枷を咥えさせられていた。
三人の高校生らしい少年たちに囲まれ、そのうちのふたりが互いに囁き合っていた。ひとりは浅黒い顔をした角刈りのずんぐりした巨体の少年で、でもうひとりは背が低く、にきび顔をした小太りの少年だった。そしてもうひとりの髪の長い大人びた少年は少し離れた椅子に座り、煙草を吸っていた。
 おまえ、先にやれよ。この女をレイプしたいって言い出したのはおまえだろう。おまえのでかい持ち物でこの女が悦ぶ姿をじっくり見学させてもらうから。そう言えば、この女、噂では近々、結婚するらしいぜ。四十歳の結婚前の大事な体っていうわけか。

 そして巨体の男がズボンのジッパーをゆっくりと降ろした。黒々としたものがぬるぬるとした鈍色の光沢を放っていた。
 ベッドが烈しく軋んだ。無防備な体を晒したわたしはふたりの少年のもので刺し抜かれ、穿たれ、精液を執拗に流し込まれた。少年たちの強姦は、わたしに自分の体を嫌というほど知らしめた。それまでどんな男のものの記憶もない肉襞に、まるで尖った針で屈辱の刺青を刻みつけられたような記憶だった。

 とても長い時間だった。廃屋の部屋の天窓に煌めく星が、少年たちに犯されるわたしをじっと見ていた。わたしはずっと星の視線に晒され、光が放つ彩りに淫猥に染められていくのを感じていた。
ようやくベッドから解放されると、わたしは精液を流し込まれた重い体を少年たちに抱きかかえられるように柱を背にして後ろ手に立ち縛りにされ、脚を無理やり開かせられると足首を足元のパイプの端に縛られた。腿の内側を生あたたかい精液が湿らせていた。
 椅子に座っていた髪の長い少年が立ちあがり、冷酷な視線をわたしの体に這わせた。
 
いい眺めだぜ。こうしてみると顔に似合わずあそこの毛は、いやらしく濃くてふさふさしているぜ。言い生え具合しているじゃねえか。年増の艶めかしい陰毛だぜ。こういう毛を見ると、つい炙りたくなるもんだぜ、と傍の巨体の男が言った。
 背の高い少年は何も言葉を発することなく蒼い氷のような笑みを微かに浮かべ、ズボンのポケットからジッポライターを取り出し、カチッひねった。そして腰を低くすると、わたしの股間を覗き込むようにライターの火を近づけた。少年は表情を崩すことなく瞳を細めながら、手にしたライターの火をわたしの太腿のつけ根に近づけてきた。
 わたしは少年が何をしようとしているのか、とっさに気がついた。
や、やめて………叫ぼうとしたが、玉枷を咥えさせられたわたしの唇は封じられ、声にならなかった。
 太腿の内側に熱を感じた。次の瞬間、ちりちりと微かな音がした。わたしの嗚咽(おえつ)が咽喉の奥にわだかまり、唾液が汗のように唇の端から滲み出た。陰毛が焦げる蒼い匂いは澱むようにあたりに漂った…………。



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