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花の雫
【調教 官能小説】

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仕置き-4

潮崎と楓の激しい行為が終わったとき、礼以外は、皆、スッキリしていた。
3人とも絶頂を迎え、男性2人は射精も済ませている。しかし、礼だけは、真逆の状態だった。

バックハグの体勢で、人前で乳首を一時間ほど責められていた。そもそも昨日は仕置きで犬扱いされら乳首を鞭で弄ばれていた。
行為を終えた楓が、ふと礼たちに興味を持った。
「礼さん、感じてないの?ずっと触られてないですか?」無邪気な楓の質問に賢二は笑った。

『君たちの嗜好を見せてもらった後だ。私たちの嗜好を説明しよう。礼は、私の所有物だ。あくまでもモノであって、奴隷にも満たない。楓さんは潮崎の奴隷だろうが、礼は違う。楓さんより遥か下の階層にいる。私の玩具であり穴でしかない。』

楓は、ワクワクするような目で、質問をしたくて仕方ない様子だ。
「玩具?穴?でも、乳首を責められても声も出さないのは不感症?」

『いいや、違う。楓さんが思うのは、女や奴隷の立場だ。礼は、感じる権利がない。許可がなければ、声を上げることはできない。もちろん、全ての部位でいくことを禁じている。』

礼は、必死で声を堪えていた。知人や後輩の前で乳首を責められながら、自分の惨めな立場を晒されている。

「え?感じたり、いけないの?え?」
楓の無邪気な問いに潮崎がフォローする。
「礼さんは、自慰も禁止されているし、快楽を取り上げられているんだ。快楽を得る権利だけでなく、賢二に逆らったり、自我を持つことを許されていないんだよ。だから、目の前で、他の女を抱いても礼さんは、何も言わなかったろう。言わなかった訳じゃなく、意見できるような対等の立場ではないんだ。」

「ふええ・・・挿入は?どうなるの?」

乳首の責めを休めることなく賢二が答えた。
『穴だからな、私が使いたければいつでもどこでも何度でも使う。だが、私が使いたくないときは、何日でも使われない。もちろん、穴だからな。感じたりいく必要はない。ただ、私が気持ちよくなるために、穴を使ってもらえばいい。』

「つかう?SEXのこと?」楓の無邪気な問いは、礼の被虐心を煽った。賢二が続ける。
『SEXは、対等な関係において行われる行為だ。礼は、穴でしかないから、私が気持ちよくなり精を吐き出すために使う道具でしかないんだよ。』

礼は耐えきれなくなり、
「ああん」と声を出した。賢二は、すぐに髪を掴み、礼に思いっきりビンタをした。

「ごめんなさい。もっといじめてください。」
礼が言える言葉を発し、土下座をした。
賢二は、何もなかったかのように乳首の責めを再開する。

『礼、2人にお前が所有物である証を見せなさい。』
既に観念している礼は、下着を取り、パイパンにしている恥丘やヴァギナを見せた。

「うわあ!これがパイパン?初めて見た!この前、会社で脱毛の話になった時、礼さん減らしてるだけって言ってたのに。わぁ!あれ?なんか書いてある。」

『slaveだ。私の気分で貼り替える。今週は、素行が悪かったから、来週は、惨めなものを貼ってやろう。精液便所にでもするか?便所にも満たない扱いだがな。』と賢二は、笑った。

「礼さん、こんな姿なのに、普段全然わからない。来週、精液便所って貼られたパイパン姿で仕事するの?えー?恥ずかしいよー」

礼は下を向き声が出ないよう堪えている。

『楓さん、精液便所って貼られても、おそらく来週は、穴としてさえ使われない予定だ。』

「どういうこと?1週間、SEX、いや、その穴を使わないんですか?」

『そうなるな。礼は、一昨日酔わされて他の男のマンションで介抱されるという失態を犯したんだ。』

潮崎が割って入ってくる。
「なんだって?それは、嗜好に限らず、仕置きされて当然だ。」
楓も口を出す。
「うん、それは賢二さんが怒っても当然。私なら鞭で相当打たれるはず。」
潮崎が嬉しそうに言う。
「貸し出しとは違うからな。そんな失態犯したら解放だな。」

楓は、怯えた表情を見せ、潮崎に縋りついた。
「浮気なんてしないから解放しないで。」
SMの世界では、関係の解消を解放と表現する。
「賢二さん、まさか礼を解放しないですよね?」

賢二は、笑いながら答える。
『楓さん、何回も言ってるように礼は、君のような立場ではないんだ。解放などされない。別れるという選択肢はない。仮に私に好きな女や他の従者ができたとしても、礼は、死ぬまで解放されないし、別れることもできない。使わなくなった財布が机の中にしまわれるのと一緒だ。所有物とはそういうものだ。』


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