第三十八章 裕太を映見が撮影する6(新藤夫妻編)-1
第三十八章 裕太を映見が撮影する6(新藤さん夫妻編)
「んふぅ・・・剛さん・・・・あむぅ・・・」
「映見ぃ・・・んぐぅ・・・・んふぅ・・・」
私と新藤さんは見つめ合いながら、絶頂の余韻を楽しんでいた。
結合したままのペニスの固さが心地良い。
私のヴァギナはグイグイ締め付けながら、残りのザーメンを絞り出している。
体内に放出された熱い液体が、身体にしみこんでいくようだ。
互いの唇を味わいつくした私達は、ようやく顔を放した。
そして、隣で抱き合う裕君達に気づいた。
絡み合い、貪り合う熱いキスは二人の興奮を物語っている。
バトンタッチで手渡される筈の二台のカメラは、絨毯の上に放置されていた。
液晶画面にリビングの端が、登場人物がいないまま映っている。
私と新藤さんは目を合わせると、クスっと笑った。
絶頂の後の疲れと気だるい余韻が、嫉妬を超えて二人を温かい気持ちにさせていた。
新藤さんが二台のカメラを拾うと、一台を私に差し出した。
受け取ったカメラのアングルを裕君達に向けた。
今度は私達が撮影する番なのだ。
スワッピング三日目。
4回目のセックスがレンズ越しに見えた。