検査-6
一緒に暮らし、籍を入れるのは自然な流れだった。従順関係と結婚は、相性が良い。
賢二は、礼の所有者となって絶対的な立場を有した。逆らうことは、許されなかった。
日常でも逆らったら、その時は問題無さそうに見えても、夜に仕置きをされた。
仕置きは、いろいろな種類があった。
鞭は最もシンプルな仕置きだ。四つん這いになり、尻をあげ、賢二が振り下ろす鞭を受ける。
打たれる度にお礼を言うのは当然だった。
ビンタは、日常でもしょっちゅうされる行為だった。頬を叩かれることは、従者として扱われる一番わかりやすい愛情表現であり、主の所有物であると実感できるものだった。彼女なら、愛してると囁かれ髪を撫でられる行為は、主従関係の場合は、逆らうなと言われ頬を叩かれる行為であった。
礼は、全てを管理されることになった。
部屋にはカメラがつけられた。実際には、賢二が見ることはあまりなかったが、カメラをつけられているという管理状態は、所有物として最高に愛されていると感じるものだった。
スマホのPWは、賢二に共有され、GPSアプリを入れられた。異性との接触は、仕事以外では厳禁となった。
帰宅をすると玄関で全裸になり、身体をチェックされた。賢二の帰宅が遅い際は自らカメラの前で全裸になり、下着は、洗わずに帰宅した賢二がチェックをするのが決まりだった。
万が一にも、所有物が浮気するなどあってはならない。管理をはじめてから、礼の色気は明らかに増していた。絶頂を禁止された女が出すフェロモンは、男性にはたまらないものだった。
賢二と再婚してからは、礼は極端に飲み会に参加しなくなり、詳細はわからなくても、嫉妬深い男がそばにいる気配は、周囲に伝わっていた。
礼は、賢二の所有物になってからは、陰毛を生やすのは許されなくなり、脱毛をさせられていた。しかも、周りに言うように命令されていた。
エステや美容の話になった際は、パイパンにしていると言わされていた。
女性同士とはいえ、恥ずかしい話だ。
そして、一部のおしゃべりな女性から、一部ではあるが、男性陣にも伝わっていた。
礼がパイパンであると噂で聞いた男性達は、いやらしい目で礼を見た。歳下の嫉妬深い再婚相手と毎晩SEXをしているんだろうと想像した。
実際には、SEXではなく、調教でしかない行為だったが・・・