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花の雫
【調教 官能小説】

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検査-3

付き合った当初、賢二は、優しかった。
礼の身体を一部位ずつ開発した。歳上で離婚歴もあるのに、礼は、自慰以外でいったことがなかった。

乳首は、優しい愛撫や時につまみ上げるような責めを繰り返され、乳首だけでいくようになった。
Gスポットやクリトリスでもいったことがない礼の身体に賢二の指は、絡みつき、礼は自慰以外でいくようになった。

また、賢二の絶倫具合はものすごく、半日で5.6回の挿入は、当たり前であった。しかも一回が長い。礼が気絶しても太いペニスで突き続けた。

付き合って3.4か月で、身体を開発され、快楽に溺れていた。
ただ、礼には特別な秘密があった。
礼は、自分のことをM、いわゆるSMのMだと認識していた。過去に近しい経験があり、自身に被虐嗜好があることをわかっていた。
しかし、鞭で打たれて絶頂を迎えるような単純なものではなく、礼自身も自分の嗜好を説明できなかった。ただ、縛られたいとか命令されたいという嗜好があることを自認していた。

そんなある日、2人で会話をしていると、ふと賢二が言った。
『自慰は禁止にしよう。』言い方は優しかった。
しかし、礼の意見を聞くつもりがないのは明確だった。

礼は自然に従った。
一人の夜、身体が疼いてもそれまでのように自慰をすることができない。
モヤモヤが溜まっていく。本来なら不快なその状態がむしろ心地よかった。

管理されることで、不思議と満たされた。
性欲は溜まる一方だが、精神的に落ち着く。
自分の身体なのに、自分の意思で触ることができない情けなさは、礼が望んでいた感覚だった。

礼が望んでいるのは、SMのMというより、主従関係だということが分かり始めた。痛みが欲しいわけでも苦痛が欲しいわけでもなかった。
ただご主人様に、縛られ、管理され、自由がない扱いをされたかったのだ。


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