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拒絶妻
【熟女/人妻 官能小説】

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 『大丈夫?やめておこうか』
 こちらも、一度トーンを落として確認する。
 おそらくは、今日の様子ならば受け容れるだろうと思っている。
 あくまで夫婦間のプレイであり、こういうプレイにおいては信頼関係が大切だということは、人に言われて頷くものではない。
 『任せる。』
 それが、この妻の欲の本質だと思っている。
 『やって欲しい』と言ってしまえば、それは本人の希望で、叶う事が約束される。
 『任せる。』とは、犯されてしまう願望と違わないのだ。
 『やめてくれると思っていたのに』と言いながら、犯される事を悦ぶのだ。
 この返事を聞いた時にはゾクゾクとした鳥肌が足元から立ち上がってきて、喉までヒリヒリしてくる。
 ツバを呑み込む、ごくんという音を、おそらく妻は聞き逃してはいまい。
 その証拠に、俯いた顔は希望に震えて恍惚としている。
 優しく乳首を愛撫していく。手のひらで優しく包み込み、乳輪にある特に敏感な部分を下から上に優しく舌で弾く。
 ビクン、と身体が仰け反り、あっぁ、と快楽の嗚咽が漏れ始める。
 縛り上げられて、元の肉からはあり得ない形で絞り出された乳房は過敏なくらいに反応が鋭く、軽く触れるか触れないかの愛撫にも声が大きくなっていく。
 陰部を締め付ける縄はぬるぬるとぬめって、クリトリスをしごけば、ザラザラとした痛みを伴う快楽の声とは違う、純粋な快楽の声が響く。
 スイッチは一瞬で切り替わり、妻は淫靡な奴隷に早替りした。上からも下からも涎を垂らして、物欲しそうな声でクンクンと鳴いている。
 『わたしをおもちゃにして。わたしを奴隷にしてください』
 最近はセックスが始まると、こんなやり取りを交わす事が増えていた。特にラブホテルに行くときは。
 大きな声を止める術をもたない妻は、自宅ではすべてを晒す事はない。
 どれだけ、激しく淫らに震えていても。
 その事は、ホテルに来るたびに思い知らされる。
 今、目の前にいる妻は、まさにリミッターを外された性獣そのものだった。
 ばちん、と尻を強く打つ。
 聞こえて来るのは、もはや悦びの声でしかない。
 床に落ちたバイブを拾いあげて、目隠しにしていたアイマスクを取って、バイブを見せつける。
 それは、当然ついさっきまで妻の膣の奥、子宮口の入口まで咥えて快楽を貪っていたものだったが、あえて見せつけられた事で、悟ったようだった。
 『こ、これで?』
 頷きつつも、なにを期待しているのか、と聞き返す。
 『い、いや、やめて。いつものに』
 『なにが』
 妻の必死な顔を見ていると、奴隷として好きにいたぶる快感に震えがきてしまう。
 『だから、お尻用のにして』
 いやいやするように懇願してくる。
 そんな妻を見ながらコンドームをバイブに装着していく。
 
 妻は自慰行為に耽る事がない。
 その為、長らくバイブに興味を示さなかったが、ビデオを一緒に見て見たいと、見始め、また緊縛を受け容れた時、『バイブで滅茶苦茶にされてみたい』と言い出して購入した、調教用の大きなバイブだった。
 その後、アナルセックスを受け容れると同時に僕に使用したい願望を持ち始め、アナル用に購入したバイブが鞄に入っている事を妻も知っている。
 
 そんな妻の目の前でコンドームをつけたバイブをあらためて見せつけ、アナル用のローションを塗りたくり、たっぷりと指にワセリンを乗せて、尻の穴に塗り始める。
 二重になって縄を拡げると、じゅるっと白濁した粘液が膣から溢れだし、内太ももを伝って流れ落ちていく。
 その様子を眺めながら、菊とはよく言ったものだと思われる、花の周りから中心に向けて皺を撫でていく。
 膣周りへの刺激をする時とは違う、悲鳴に似た甘え声が漏れ出す。へぇあぅという情けない声は、まさに、いたぶる快感を教えてくれる。
 肛門の粘膜には潤滑油は存在せず、油分もすぐに吸収されてしまう。準備を怠ると、快楽をはるかに凌駕するらしい苦痛が、現実に引き戻すどころか、その瞬間にプレイが終了してしまう。
 とはいえ、この準備は手間と感じるどころか、ツバを飲み込みたなるような卑猥な行為であった。
 そもそも、排泄行為に限られた器官であり、入って行く事を想定されていない部分に、異物を挿入していくのだ。
 ぷりっとした抵抗は強く、じっくりワセリンを奥へ奥へと塗り込まないと、そこで指は抜き差し出来なくなる程の抵抗を受ける事になる。
 そしてまた、肛門入口での指の大きさの抜き差しは、排便と似た感覚が羞恥を誘うらしい。
 いやぁぁぁ、ひっぅと、動けない手足を緊張させて必死で受け容れようとしている。
 ワセリンを塗りたくった指を抜いては注ぎ足し、すべすべとした、膣とは違う内臓の粘膜の感触に変わると、バイブの先を少し覗いた花の中心に押し当て、ずぶっという音と一緒にめり込ませていく。
 鬼頭の形を模した先端は、その裾を拡げて、菊の花一面を覆い尽くしていく。
 ぐがぁぅと、まさに獣にような声があがる。ひっふ〜、とできるだけ尻穴を拡げようと力を抜いているのだろう。
 バイブの先端だけが入り込んだバイブも裾野は広く逆に巻き付くように肉がバイブを取り囲む。
 この肉をお仕分けて沈み込むまでの妻の苦悶の表情がたまらない。 
 だらだらと玉の様に浮かび上がった汗が重力に負けて滑り落ちる。
 膣からも透明な粘液が光って見えている。
 その粘液を掬ってバイブと花の周りに塗っていくと、メリメリと亀頭の裾を尻の穴が咥えこんで言った。
 は〜ぅぅぅぅ、ラメぇと全身を引きつらせた妻の唇の端から、つ〜ぅと唾液が流れ落ちている。
 太いバイブまでも尻の穴に咥えこんだ快楽の貌だった。
 

 


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