第三十六章 裕太を映見が撮影する4(新藤夫妻編)-2
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「ああっー・・・あ、ああああー・・・」
そらさんの背中が大きくのけぞる。
「うおぉ・・・おおおおおぉー・・・」
裕君が吠えながら、腰を突き上げている。
仰向けに寝たままバックから挿入した、そらさんのヒップを鷲づかみにしている。
まっ白な肌が食い込んだ指先の周辺が赤くなるほどに。
射精した瞬間がハッキリ分かるシーンは、私と秋生さんの持つカメラに記録されてことだろう。
私は自分の中に残る秋生さんのザーメンを、むず痒く感じていた。
体内に放出された熱い快感が思い出され、繋いでいる秋生さんの手をギュッと握りしめた。
秋生さんも握り返しながら、自分の妻の絶頂をビデオにおさめるべく、左手のカメラを器用にズームアップさせていた。
私も自分のミッションを遂行すべく、少し残念な想いがしたが秋生さんの手を放し、裕君の顔に向けてカメラを近づけた。
放出した快感に夫の両目はきつく閉じられ、半分開いた口から荒い息を吐き出している。
「はぁっ・・・はぁ・・はぁ・・・」
息が落ち着く間もなく、裕君は身体を起こすとパートナーの顔をひねる様に振り向かせた。