理科教師、同僚女教師に見られて、膣内射精。-5
「大丈夫? 俺の、ポロリあるけど」
「ぽ、ポロリどころの騒ぎじゃないでしょ……むしろビンビンでしょ」
「確かに。ウケる、平田さんがそんなこと言うの」
運転しながらケラケラと拓真が笑う。
車をしばらく走らせたのち、拓真は都内某所のコインパーキングエリアに車を停める。
暑い日差しの中、五分ほど、歩いただろうか。
待ち合わせに指定されたコンビニに、二人でたどり着くと、スマートフォンを持ってきょろきょろと見回す女性がいた。
「あ。タクマくん」
「すみません、お呼び出ししちゃって」
「いいのよ。ちょうど今日は誰とも予定がなかったから」
「サエコ」という人物は、清香から見て、いかにもーー性的な魅力の溢れる女性だった。
真っ黒な髪の毛は、胸元まで伸びてゆるくパーマがかかっている。
はっきりした顔立ちで、たれ目の目元にはほくろがあって、性的な魅力を引き出していた。
ふわふわの胸を強調してしまう、グレーのオフショルダーのサマーニットに、細身のスキニージーンズ。
年齢は由美香と同じくらいだろうか。
清香と胸のサイズはおそらく同じくらいなのだが、彼女は圧倒的に体の線が細かった。
「初めまして、サエコと言います。お名前何て呼んだらいいかしら」
慣れたように、サエコは挨拶をする。
「あ……サヤカ、です」
「やだ、緊張してる。可愛い。じゃ、暑いし、行こっか」
サエコは真ん中に立つと、両サイドの二人の片腕ずつを絡ませ、道を歩き出した。
サエコが案内してくれた場所は、いかにもなラブホテルではなく、シティホテルのような外観のホテルだった。
サエコを見たフロント係の「いつもありがとうございます」という挨拶に、清香はぎょっとする。
その表情を見て、横に立つ拓真がくくっと声を抑えて笑っていた。
「三時間で空いてますか?」
サエコがフロント係とやりとりして、真っ先にお金を払おうとする。
「あ、サエコさん、さすがに……」
拓真がそれを制そうとするが、部屋の鍵を受け取ったサエコが「大丈夫よ」と振り返る。
代わりに拓真がもう一人分のアメニティを受け取り、エレベーターに乗り込んだ。
「すみません、お金……払います」
「何だか分からないけど、あたしがいいと思って頼んでくれたんでしょ? 今日はいいわよ。その代わりあとで、たくさん……して」
ふふっと微笑んで、拓真を見て言う。
そのやりとりに、清香は思わず、目を伏せてしまった。
いかにもセックスを楽しもうとする二人に、緊張してしまう。
エレベーターがついて、部屋の鍵を持ったサエコが真っ先に降りて、慣れた様子でずんずんと進む。
室内も、ラブホテルというよりは、シティホテルのようだった。
清香はダブルベッドの部屋に入っても落ち着かなかったが、その様子にサエコが気を利かせて、二人がけのソファーに座るよう促した。