はじめてのフェラチオ、そして顔射へ-3
「く、くはぁう……」
思わず声が漏れる。しのちゃんが、まだ8歳の「こいびと」のしのちゃんが、俺の剥けきった仮性包茎に唇をつけている。しのちゃんの唇のや吐息の温もりが、ダイレクトに海綿体組織を刺激する。
ちゅっ、ちゅ。しのちゃんが亀頭の先端に、尿道口の左側に、カリ首の根本に、「こいびと」だけがしてくれるキスを這わせる。舌下腺から漏れ出すしのちゃん臭い唾液が、しのちゃんの右手の中で硬直するおちんちんをてらてらと光らせる。性的高揚と愛おしさがないまぜになり、しのちゃんの頭を両手で抱えて髪や頭皮を撫で回す。まだこんなにちっちゃな頭。柔らかく細い髪の8歳が、俺のおちんちんにキスしている。
「お兄ちゃん、気持ちいい?」
カリ首から、ぱっ、と唇を離したしのちゃんが、俺を見上げてにひー、と笑いながら言う。
「うん、もう……最高に、気持ちいいよ……」
しのちゃんの頭を撫ぜながら、大脳がもう一段、ギヤを上げる。
「で、あ、あの……おちんちんを……なんてか、その……口の中で、あの……」
「くち?なか?」
ちっちゃく小首をかしげたしのちゃんの口調はあくまであどけない。
「うん……しのちゃんの口の中で、しのちゃんに、その、俺のおちんちん……な、なめて、欲しい……」
やぁだぁ、だってきたないもん。そういう返事が返ってくるかもしれない。それがちょっと恐くて、どもりながらのお願いになる。
小首をかしげたままのしのちゃんが、小さく唇を尖らせて、右手で握ったままのおちんちんを見つめる。そして、ぱっ、と口を開き、そのまま顔を亀頭に近づけ、亀頭の先端に温かな吐息を感じた瞬間、俺のおちんちんの先端はしのちゃんの口の中にぱくっ、と収まった。
「は、はうぅぅぅ……」
えげつないほど直情的な声が漏れ、頭がのけぞる。
しのちゃんの口、まだ8歳の小学3年生の女児の口が、俺のついさっき射精したばかりの仮性包茎おちんちんをくわえている。しのちゃんの口腔内で、直径3センチ程度に勃起した剥けた亀頭が、しのちゃんの口の中の息や唾液に包まれている。
しのちゃんの舌の先端が、おそるおそる、といったぎこちない動きで、剥き出しの亀頭の尿道口の割れ目あたりをなぞるように舐める。大好きなメロンソフトをそうするときとは違い、そっと、丁寧に、ゆっくり、拙い舌遣いで、亀頭をしのちゃん臭い唾液が湿らせていく。
荒くなり始めた息のテンポに合わせてゆっくりと視線を下ろし、俺の腰の高さにあるしのちゃんの顔をうかがう。まるで算数のしゅくだいを解いているときのような真剣な顔つきで、しのちゃんが俺のおちんちんを咥えて舐めている。
フェラチオ。俺にとって生まれて初めてのフェラ。亜季ちゃんとはキスまででペッティングもなかったし、ソープでの童貞喪失のときには挿入以外何もさせてもらえなかったから、しのちゃんと付き合う以前にこういう前戯っぽいことをなにも経験していない。それに、ふつうの「こいびと」がいればセックスまでにそのほとんどを経験したり初エッチではクンニだけだったけど二回目ではフェラも、ってな感じなんだろうけど、「こいびと」が小学校低学年だと毎回のエッチと言ってもできることは限られている。しのちゃんと初めて裸で過ごしてから軽く一年くらい経って、やっとたどり着いた「こいびと」がしてくれるフェラチオ。「こいびと」がいる実感と幸福をこんなにも心拍数をデスメタルモードにして実感させてくれる、すべてを許しあったふたりだけに訪れる、性的に最高度の高い瞬間。
しのちゃんの舌が、亀頭の下に移ってそこから尿道口へとゆっくりと舐めあげていく。しのちゃんにとっても当然ながら生まれて初めてのフェラチオだからやり方なんて知っているはずもない。まして小学3年生女児のクラスの話題で「フェラチオでの彼氏のイかせ方」なんてのがあるはずもない。たぶんしのちゃんは、球形のロリポップキャンディーを舐めるときの要領で俺のおちんちんをフェラしている。ちっちゃな舌体が亀頭をねぶるたび、俺はうあ、くあ、と小さな喘ぎ声を漏らす。
しのちゃんが、ぱっ、と、口からおちんちんを出して、たった今まで亀頭を舐めていたちっちゃな舌をちら、と出しながらえへ、と笑う。
「お兄ちゃんのへんたいなおちんちん、いっぱいなめてあげたよ」
しのちゃんの口から出た亀頭とそれに近い陰茎部分は、しのちゃんの唾液と吐息でしっとり、ねっとりと濡れている。しのちゃんの唾液が作る小さくて白い泡がカリ首の傘の下に浮いている。
「ね、きもちよかった?」
た、の形のまま開いているしのちゃんの口。その口腔内にたった今まで入っていた俺のおちんちん。この、まだ呼吸と摂食にしか使っていないはずの、前戯や口戯なんかとは遥か無縁なはずの、8歳の「こいびと」の口が生まれて初めてフェラチオしてくれた俺のおちんちん。お前、間違いなく世界一いや宇宙一幸せなおちんちんだぞ。
「もう、最高に気持ちいいよ……しのちゃん、俺……」
言葉に詰まる。しのちゃんが、やさしく微笑みながら俺を見上げている。そのしのちゃんと目線をしっかり合わせる。